■恐竜戦車を知ってるかい
本来は砲が積まれていた部分に透明パネルをはめ込んで、中が見えるようにしてありました。
で、そのエンジン部。
直列6気筒の水冷エンジンが車体のど真ん中に置いてありますから、
(ただし前後で言ったらやや前より)
これは暑いはウルサイはで、車内、大変だったんじゃないでしょうか…。
後輪駆動だったはずで、ここからドライブシャフトが後ろに伸びてるはず。
この展示で見えるかと思ったんですが、確認できず。
ついでに左端に見えてるのは、6ポンド砲の砲弾ラックじゃないかと。
車内後部。
一見すると、広いように見えますが、これは砲と機銃、全武装が外されてるからでしょう。
ちなみに定員は8人ですから、かなりすし詰めで、そこにエンジンの騒音と高温が加わるわけで、
楽な仕事ではなかったと思いますね…。
この天井からぶら下がってる鎖もなんのためのだか、よくわからん…。
正面装甲部。
装甲、というほどの厚みは無く、あのハッチなんて対戦車ライフルで撃ち抜いてください、
といわんばかりの大きさで、しかも薄い鉄板で造られてました。
ちなみに、デビル、というのはこの戦車の名前。
マーク V(5) 戦車の19番目の車体で、戦後、1925年まで使われていたのだとか。
反対側から。
手前のスリットはラジエター部ですが、これで冷えたのかな。
で、反対側では内部見学用の透明パネルになってた砲部がこちらにはあります。
ただし、これは後から付けられた復元パーツで、
砲部は左右とも、オリジナルは紛失してるんだそうな。
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