■とにかく世界はゴージャスに
ここら辺りからは18世紀以前のもののはず。
やはり陶磁器関連が中心です。
これがガラスケースの中にギッシリ詰まってるわけで、
ここにサカリのついた運動不足のネコとウッカリ八兵衛を一緒に放り込んだら、
どんな惨劇が起こるだろう、と考えてしまうのは、私だけ?
一応、金属関係もあったんですが、いずれも金銀ばかり。
…私の人生は貧しかった、
と反省するための施設なのかもしれないな、この博物館。
その奥にあったワデズダンの遺産(Waddesdon)という部屋。
なんじゃそれ、と思ったら、このワデズダンはあの金融財閥、ロスチャイルド家の
イギリスにおける屋敷があった街なんだそうな。
で、イギリスのロスチャイルド家の当主、フェルデナンド・ロスチャイルドが
亡くなった時、彼のコレクションがこの博物館に寄贈され、
それがこの名で維持されてるんだとか。
ちなみにロスチャイルドはユダヤ系財閥で、
彼らとイギリス政府との取引により、戦後、ユダヤ人国家、
イスラエルの建国が推し進められる事になったという話があります。
まあ、そんなロスチャイルド家の財宝ですから、当然豪華絢爛でして、
ドイツ諸国の王室に伝えられていたものを中心に、
これまたデラックスな世界が展開します。
ここら辺はそんな中でも地味目な品々(笑)。
が、油断するとすぐにデラックスに…。
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