■お金のめぐる世界
さて、そこからは上の階東側の展示室に入ってゆきます。
ここからしばらくは、地域や時代に関係ない内容の展示となるようです。
まずはお金をテーマにした展示室。
たしかコイン製造用のプレス機。
基本は手動らしく、あまり量産はできないように見えます。
こちらは世界のコインの展示なんですが、
ここにもありました、日本の大判。
これは中国式コインの造り方。
上の湯口から金属を流し込み、一気に量産するわけです。
それぞれのコインはかなり小さな穴でつながってるだけなので、
隅までキッチリ溶けた金属を流し込むには、それなりに技術が必要だった気がします。
たしか日本でも、同じようなやり方でお金を作っていたはず。
八つの破片(Pieces of
eight)、という名の、六つのコイン(笑)。
1450年から1600年ごろにかけてのスペインの貨幣です。
ただ、通常は左端の8レアル硬貨をPieces
of
eight と呼ぶはずで、
他のコインがなぜ展示されているのかは、よくわからず。
当時、七つの海を制覇して、アメリカ大陸からアジアまで、
数多くの植民地を持っていたのがスペインです。
で、彼らが発行していた銀貨は、
人類史上初の国際通貨だった、として紹介されてました。
イギリスでも、これで取引してくれる業者がいたそうです。
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