■さらばアッシリア



一列に並んで歩いてる兵隊さんなんですが、なぜか皆さん、
巨大な葉っぱのようなものを持っています。

なんでしょうね、あれ。



てな感じで、アッシリア関連の展示はここまで。
いかがでしたでしょうか。

少なくとも私は、もうアッシリア関連の博物館の旅行記は書きたくない、
ってなくらいに堪能させていただきましたよ…、はい。



さて、そこを出ると、さっきまでのヒゲのオッサンと
ライオン頭なんてウソのように色っぽいお姉さんが。

ギリシャ彫刻?と思ったら、これも例のローマの模刻、
ローマンコピーの彫像でした。

ああ、いいなあ、心が休まるなあ。
…このすぐ横に例のフルチン系彫像もあったんですが、
まあ、見なかったことにしましょう、はい。

ちなみにこれはアフロディーテさん。
女神さんですが、おなじ神さんでも、文明が違うとこうも違う。
ギリシャ、ブラヴォー。



これもローマンコピーのギリシャ彫像。
こっちはヴィーナスだったかな。

なぜか、この一部屋だけ、こんな展示に。
ギリシャ、ローマ系はこの奥にいくらでも展示室があったのに、
なんでこんな中途半端な場所にあるのやら…。



さて、その次の展示室へ。
ここはアレクサンダー大王関連で、
その名もアレクサンダーの世界(The world of alexandar)。
いよいよギリシャ文明と、エジプト&メソポタミア文明の融合、
そこから始まるオリエントの時代の幕開け、という展示ですね。

が、この展示そのものはあっけないので、前フリもあっけなく済ませます(笑)。

アレクサンダー大王は、ギリシャの都市国家の全盛期後、
その没落が始まった時代に、ギリシャの諸都市から見れば
えらく辺境の北東部にあったマケドニアに産まれた人です。

彼の父、フィリッポスII世がギリシャを平定したのを受け継ぐのですが、
そこからさらにダルダネルス海峡を渡ってアジアにまで突撃するわけです。

彼はエジプト、ペルシャ帝国、さらにはインド西部にまで侵攻し、
その征服をを行います。
この結果、ギリシャの文化が東のアジア文化と融合、
これが後にアラビアの進んだ数学、哲学、医学などに繋がって行く事になります。

もっとも、アジアとギリシャの融合は、
そもそもペルシャ帝国が一時はマケドニアまで占領し、
ギリシャ諸都市を配下に置いてた時代に既に始まっていたわけですから、
彼はその仕上げをした、というとこでしょうか。


NEXT