■アッシリア ラストスパート



城外にある土塁の一つですが、二輪戦車と思しきものが見え、
周囲に垂れ幕があるところからして、ここが王のいる本営じゃないでしょうか。
で、どうもその下に見えるのは、金属精錬用の窯と、鍛冶工房のような感じが。

現地での武器の生産、生産もやったはずですから、多分、その手の描写では。



さて、その先に進むと、また巨大な彫像が。
一瞬、最初の門のトコに戻ってきてしまったか、と思ったんですが。
この右側のオッチャンに見覚えが無い。

なんか変だな、と思って良く見ると…



門柱の彫像に、ヒヅメがあります。
あ、これ、雄牛の方だ。

この人面で体が動物で羽根が生えてる、というアッシリア特産の彫像は
二種類ありまして、これは牛の方ですね。
最初に出てきたのはライオンの方で、体が違うのです。

解説に寄ればニネヴェの前にアッシリアの首都が置かれていた
コルサバド(khorsabad)遺跡から出土したものとの事。
ちなみにコルサバドのアッシリア時代の名前はドゥル・シャルキン(Dur-Sharrukin)
で、サルゴン2世王在任中のみの首都でした。

彼の跡をついだのが、例のセンナケリブで、即位すると、
すぐさまニネヴァに遷都してしまうわけです。



アッシリアコーナー最後はニネヴァ遺跡から出てきたレリーフ。
例のライオン狩りとラキシュ攻防戦以外のもの、となります。



盆踊りを踊るヒゲのオッサンとタイガーマスクだと思ったんですが、
両者とも神様で、王宮の守護神(Guardian)なんだとか。
センナケリブの神殿にあったものらしいです。

右のあまり友達になりたくない感じのオッサンは家の守護神で、
敵の魔法を弾くもの、左はライオンの顔に鷹の脚を持つ精霊、
ウガル(ugallu/発音はアガルか?)さんで、天候方面を司る方らしいです。


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