■さあ、エジプトだ
まずはここから。
案内板にはスーダン、ヌビア、エジプトとされてますが、
いわゆるナイル下流(南部)エジプト圏ですね。
ただ、ヌビアはエジプトの一部としてる話もあれば、
別の国家と考えた方がいい、という話もあり、詳細はよくわからず。
展示はいきなり、エジプト滅亡後の時代からです(笑)。
ヌビア一帯はかなり早い時代からキリスト教化が進んでいたようで、
ごらんのように十字架などの遺物が出土してるのだそうな。
おそらく、ローマ帝国時代のものでしょう。
たしか初期のエジプトの遺物だったかな。
真ん中、穴あきの水筒はどうやって使ったんでしょ。
いくつかまとめて、棒で担いだのか、とも思いましたが、
普通に考えて、出っ張ってる注ぎ口の方が下に向きやすいでしょうし…
ここからはまた新しい展示室。
上下エジプト統一後、古王朝(紀元前2686〜2250年)時代の展示。
第三王朝から第六王朝までの時代でもあります。
ちなみに、有名なクフ王の大ピラミッドが建てられたのがこの時代。
えー、左端はどうもそのクフ王のピラミッドに使われてた石の一つ、
一番上は同じくクフ王のピラミッドにあったと思われるレリーフ、
その右もクフ王のピラミッドの一部らしいです。
…で、全部ホンモノ(笑)。
この博物館、エジプトに関しては、情け容赦なく現物をカッパライまくってます…。
真ん中の人形は紀元前2300年くらいの、
王様と奥様の像らしいですが、何の目的で造られたのかはわからず。
ちなみに、この像、奥さんの方が積極的で、ダンナの腰に手を回してます。
…シリに敷かれてたんだろうね…。
その横にあるボールと釣り針みたいのは、
クフ王のピラミッドで見つかったもので、石工用の道具ではないか、との事。
丸いのは重さを測るための分銅みたいですね。
完成後、置き忘れて行ったものでしょうか?
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