■とにかくソ連だ



ほんとにここは朝鮮戦争時のソ連製兵器が充実してるなあ、
という感じで、お次はソ連の軍用車両、GAZ-69トラックです。
えらくまた古典的なデザインながら1953年製造開始の
戦後の車だったりします。
ちなみに4輪駆動車です。

現地の解説板ではソ連製ジープとされてましたが、
それはGAZ-67であり、全く別の車両ですから、ご注意あれ。
まあ、ここの解説はだいたいこんな感じなんですけどね(笑)。

この車両はそのGAZ-67や大戦中にレンドリースされてた
ウィリス ジープの後継として開発されたもので、
理由はよくわからないんですが、いきなり大型化してしまったわけです。

ついでにこの車両、複数の製造工場で平行生産されたため
(共産国家だから会社ではない)
全く同じ車両ながら、UAZ-69、ARO-69といったタイプもありにけり。




運転席と荷台は一体化されてます。
軍用車でしかもソ連製ですから、シンプルこそ最高というか、
シンプルを最高と思わないとシベリア送りというか、
そんな感じのトラックです。



なぜかもう一台、おなじトラックが展示中。
両者ともに運転席の横にライトがついてるので、これ、標準装備なんですね。



運転席はこんな感じ。
ただし、シートはオリジナルではなく、おそらく適当な乗用車から
持って来ちゃったものでしょう。



これもソ連製の野砲、M-1942 76mm砲。
基本は曲射砲らしいのですが、朝鮮戦争の時には、
対戦車戦闘にまで使われたんだそうな。


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