■落穂拾い終了
もう一つソ連の曲射砲、M-30
122mm砲。
第二大戦中開始直後の1939年から生産が始まった砲ですが、
朝鮮戦争でもかなりの数が投入されたそうな。
最後は唯一のアメリカの野砲、75mm曲射砲。
おそらくM116だと思われます。
1927年に開発された古参兵器ですが、第二次大戦、朝鮮戦争に投入され、
さらに日本の自衛隊でも1980年代まで現役だったはず。
という感じで、昨日見落とした展示は、これにて終了です。
後はざっと館内と屋外展示をもう一度見ておきますか。
その先にあった韓国軍の紹介コーナー。
左から陸軍、海軍、空軍で、なぜか空軍だけブース無し。
…なんで(笑)?
ちなみに昨日は気が付かなかったのですが、
朝鮮戦争の紹介コーナーのムービーのうち、
いくつかは日本語版も用意されていたのでした。
展示パネルのボタンで選ぶことが出来ます。
ちなみに日本語だと韓国戦争なんですね(笑)。
そんなにキライなんでしょうか、朝鮮の呼称。
自分たちのご先祖様が決めた名前ですよ。
ちょっと脱線。
アメリカ陸軍のウェストポイントの士官学校で朝鮮戦争直後に使われた
教材によると、この戦争で捕虜になったアメリカ兵のうち、3人に1人が
“共産的な洗脳”を受けてしまったんだそうで、
数あるアメリカの戦争の中でも、最も帰還捕虜に対する視線が
厳しいものだったようです。
アメリカでこの戦争があまり大きく取り上げられない
理由の一つがこれかもしれません。
この結果を受けて、アメリカの士官学校では
対洗脳の教育が始まったそうで、そういやベトナムではそういった話、
あまり聞きませんね。
前回紹介し忘れたアメリカ製サブマシンガン、45口径のM-3。
自動車メーカーのGMが大量生産した安価な銃ですね。
1942年末にアメリカ陸軍が採用したもので、
いわゆるグリースガンと呼ばれるのがこれです。
展示の銃は銃口の先端に消炎器(muzzle
hinder)をつけて、
発射時の銃口からの炎で射手の目が幻惑されないようにされてますから、
夜間戦闘を前提にしたものでしょうか。
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