■あの人もやって来た
そこにあったマッカーサー変身セット。
ただし、全て複製品です。
で、どうやらこれがインチョン(仁川)上陸作戦の展示らしいです(笑)。
…アメリカ軍が行った上陸作戦としては、歴代最大規模のものの一つなんですが、
まともに韓国軍が参加してないと軽いな、扱い…。
で、最初の首都ソウル奪還となります。
この後、北朝鮮の再占領、韓国の再奪還と続くとは、
当時の関係者は夢にも思ってなかったと思われまする。
余談ですが、この最初の戦闘時にアメリカ海軍はコルセア部隊によって
かなり激しい爆撃をかけており、朝鮮戦争時に焼失した
市街地の多くは、この攻撃によると思われます。
いい迷惑だったのは市民でして、戦闘にまきこまれるわ、
占領者が変わるたびにそれぞれの国旗を持って歓迎しなきゃならんわで、
最後はどっちがどっちかよく判らなくなり、
両国の国旗を両手に持って歩いてたおじさんとか居たそうな。
上の国旗はその時に掲揚されたものらしいですが、
例によって本物か複製かは、はっきりせず。
ついでに左の国旗を掲揚するお兄さんの奥に見えてる建物の絵は、
旧朝鮮総督府の庁舎。
戦後も長く残っていたのですが、日本統治の象徴である、
という事で1995年に取り壊されています。
ここまでで、第一展示室が終了、例のホールの2階部分を通過して
次の展示室に向かいますよ。
せっかくなので、例の亀甲船の後ろ姿も載せておきます。
やっぱり、あの帆は小さすぎると思うなあ…。
さて、展示の続きです。
ここからは敗走する北朝鮮をひたすら北に追い上げて行く時期のものに。
ソウル奪還後、アメリカの政府内部には、初期状態を回復したのだから、
ここまででいいのではないか、という意見が出たようです。
が、理由ははっきりしないながら、戦争の続行が決定されます。
そして敗走する北朝鮮軍を追いかけ、アメリカ(国連)軍は38度線を越えます。
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