■そしていろんなモノを持ってきた



お次はスペイン。
こちらに至っては甲冑がど真ん中でございます。



で、画面中央の大型拳銃、ドイツのモーゼル(mauser/マウザー)C96が
なぜかこのスペインコーナーに展示中でした。
ただしスペインは7mmのモーゼルもどき、という不思議な銃(Charola y Anitua Eibar pistol)
を造っていた前科があり、それと勘違いした可能性もありますが、
そちらははるかに安っぽい構造で、一目で見分けがつきますし、
正直、ここの解説のレベルからして、それを知っていたとは思いかねます(笑)。
よって、ナチュラルにボケてる可能性が高いと思いまする。

ついでに、モーゼルM1896という名前になってましたが、
それはモーゼル拳銃の弾丸の規格名では?
まあ、1896年の拳銃と考えると、スゴイ先進のデザインではありますね、これ。

ついでにその左にある小さなピストル、これはスペインの拳銃メーカー、
アストラ社の400型(model 400)、という解説がありましたが、
韓国国民はダマされても、私はダマされませんよ(笑)。

ロンドンの帝国戦争博物館にアストラの400(M1921)は
展示されてましたが、もっと大型の、全く別物のピストルです。
この小さなのは200型(model 200)の方でしょう。
ついでにこれの開発は第一次大戦終結後だったはず。

なので、この展示はなぜかドイツの拳銃と、
おそらく1920年ごろの拳銃が19世紀のスペインの展示に並んでおります(笑)。



お次は、フランスザンス。
なぜかここは甲冑がなし。



最後は我らが日本。

しかしなぜ、そこまで甲冑にこだわるんでしょう、この博物館…。
あれで当時の日本人がやって来たと思われてもなあ…。



ここには日本製の拳銃がズラリと。
意外に見かけない気がするので、紹介しておきます。
1893年(明治26年)に正式採用となった軍用銃、26年式拳銃。

あまりの低破壊力に、弾に当たっても大丈夫な安全拳銃、
とまで言われたそうですが、とにかく故障の少ない銃だったそうな。


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