■微妙な機体たち
カナダのデ・ハビランド社が造ったタフな民間機、DHC-2の軍用型、
U-6ビーヴァーの多分A型。
連絡、観測と言った目的で使われる機体ですが、
正直言ってよく知らないので(涙)解説はパス。
これまた私は全く知らない機体だったアントノフ
An-2輸送機。
ソ連製の複葉機で、てっきり大戦中の機体だろう、と思ってたんですが、
これ初飛行は終戦後2年もたった1947年だとか…。
本来は民間機で、今でも現役の機体が結構あるようです。
ついでに解説板によれば、北朝鮮軍でも現役らしいとか。
この機体は朝鮮戦争中の鹵獲機じゃないかと思うんですが、
そこら辺りの説明は全く無く、詳しくは不明。
もはや男らしいという感じの上下翼間の支柱とか。
よく見ると、手前の張線のとこにピトー管のような棒がついてるんですが、
なんでしょうね、これ。
こちらはベトナム周辺でおなじみ、フェアチャイルド C-123プロバイダー。
これもサブタイプは不明。
ご覧のように、極めて脚が短く頑丈に造られており、このため、
かなり条件が悪い滑走路でも脚が折れたりすること無く、使用ができました。
なのでベトナム戦争はもちろん、その周囲でウロチョロしてたCIAなども使用しており、
彼らが帰国時に置いていった結果、あちこちの国で見かける機体となってます。
展示機は韓国軍がベトナム戦争に参入した時に
アメリカから供与された機体のようです。
空挺部隊でも使用していた、という事で、
中にはそういった感じの展示がされてました。
ちなみに機内は意外に広い印象です。
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