■機関車の楽園
お次は電気機関車。
まずはEF-53。
東海道線の特急、富士やつばめの牽引用に、戦前の1932年から製造したもの。
1968年ごろまで現役で活躍した後、
一部が下のEF-59に改造されたんだとか。
ちなみに展示の車両はそのEF-59改造車からオリジナルのEF-53に戻す、
というマニアックなレストアが行われたもの。
で、こっちがその改造型、EF-59のままの車両。
何がどう違うの?という質問は禁止。
正直、外観からはさっぱりわかりません(笑)。
これは山陰本線の急勾配区間、
瀬野駅と八本松間にある瀬野八と呼ばれる峠越えのための
補助電気機関車だとか。
碓氷峠のEF-63と同じようなものですね。
ただし、こっちは当時余剰になりつつあった、
既存のEF-53からの改造で造られたわけです。
ちなみに後継電気機関車が欠陥車だったため、
その置き換えがストップしてしまい、この車両、1986年まで使われたのだとか。
EF-53のデビューからすると50年以上現役だったわけで、
戦前の機械の品質を考えると、これはちょっとすごいですね。
こちらも電気機関車で、EF-60。
1960年登場の車両ですが、今でも1両だけ、イベント用に高崎に残ってるそうな。
展示の車両は、かつては寝台列車、ブルートレインの牽引で有名だった
500番台の車両の1号車だそうで、そういった塗装になってますね。
こちらもブルートレインで有名なEF-65。
私のような凡人には、上のEF-60と区別がつきません(笑)。
ヘッドライトが2つで運転席の窓の上にひさしがあれば65?
1965年に登場後、電気機関車としてはかなりの数となる、
300両以上が造られ、2012年現在、未だに一部が現役との事。
電気機関車って息が長い機械ですね。
これは前回も登場した、信越線の電気機関車、EF-62の色違い。
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