「やれやれ、なんですか、この使い物にならないシロモノは。あの自称飼い主は動物愛護の精神が足りませんね」

すみません。



「とりあえずここで少し休み……は!これは!」

ついに正しい使い方に気が付いたトクさん。耳を全開で立て、四つ足で踏ん張ってますから、心底驚いてますね(笑)。



「ここここ、こうして走ると!…うっひょー楽しい!」



ただし、どうも以前のお店の回し車が小さかったためか体を斜めにして走る、という変な癖がついており、この回し車だと側面の支柱に顔をぶつけまくる。それでも走るのを止めない。よほど楽しいのでしょう。これからずっとそれで楽しんでちょうだいね。



「ふう、ボクとしたことが、ちょっと興奮してしまいましたね。オヤツですか、気が利くじゃないですか。ナイスと言えますね」

ヒマ種も美味しくいただく。デイお嬢やグウ母ちゃんはもらったことが無い食べ物は一瞬、警戒したのですが、トクさんはなんでも片っ端から食べてくれました。信頼されてる、というより食い意地がはってるんでしょうな…


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