■生きてる限りかじるのだ

良く知られてるように、齧歯目は一生、前歯が伸び続けるので、つねに固いものをかじって、
これを摩耗させないと、自分の歯で自分の口が閉められなくなる、食べ物がまともに食べれなくなる、
といった悲劇がまってます。

なので、シロネズミが持つ伝説の前歯、「エクスカリ歯」も常に鍛錬が必要です。
例のペレットはかなり硬くて、その役に立ってるはずですが、それでも不十分なのか、
彼女は暇さえあればゲージの針金をかじってます。



こんな感じに。
最初は出してほしい、エサが欲しい、といった不満の表明かと思ったんですが、そうではないのです。
実際、写真のように出口を開けて置いても、全く無視してゲージをかじり続けてますから(笑)。



が、あまりに熱心に顔を押し付けてかじるので、鼻の上にゲージとの摩耗によるハゲが出来てしまいました。
さすがに女の子として、それはどうか、と思ったんで対策を考える。



顔を押し付けてかじれないように、割りばし一本、妨害に置いてみたのですが、無駄でした。
荒木飛呂彦先生のマンガに出てくるようなポーズでかじり続けてます。



ならばと二本に増やしてみたが、まだ挫けない。



おのれと角度を変えたら、さらに無茶苦茶な体勢でかじり続ける。



最後はハムスターがハムのようになりながらもかじり続ける。
…何が彼女をここまで駆り立てるのか、全く理解できませんが、そこまでしたいなら、
まあ、もう自由にさせるか、とあきらめる。

でもって、この問題は最終型のHMS ドレ(以下略)にしたら、
ゲージの隙間がちょうど顔に当たらない大きさだったのであっさり解決。

今ではハゲは治ってます。


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