■ちゃんとしたエサ
ついでに人間が食べるものに何でも興味を示すので、
糖分の高いものとか盗み食いしないように注意する必要があります。
(これはデグーも同じなので、人に慣れる齧歯目の特徴なのかもしれない)
これはゴミ箱の中からカプリコーンの包装紙を見つけ出して興奮してるところ。
興奮のあまり、頭から突っ込んだところ。
…このまま、しばらく走り回ってました。
もちろん、ちゃんとしたエサもやってますよ。
基本はフィードワンのハムスターフードで、値段、栄養価ともに十分な内容なのでこれを選びました。
でもって、なにせチビちゃんなので、保護直後に買った1sが、5カ月たった今でも残ってます。
480円くらいで買ったので、月100円以下の食費という、ハイ コスト パフォーマンスぶり。
ただし、現在はここにデグーが乱入して来て、ちょっと面倒になってますが、その話はまたいずれ。
ちなみに食べ過ぎを避けるのと、飼い主様のありがたみを叩き込むため、エサは必ず一日分を手で与えてます。
よほど美味しいのか、今でも食いつきはいいです。
ただし、一時やってた、もらった直後に大喜びでヘッドバンキングする、というのは最近見られなくなりました。
でもってエサをもらうと、闘技場の隅っこ、上から見えないところでガリガリ始めますが、
一回では食べきれないようで、残りは床の木くずの中に埋めて備蓄します。
デグー襲撃事件で強奪されたのが、この備蓄エサだったわけです。
ちなみに、この上から見えない場所、というのは重要で、とにかく影に入りたがる傾向があります。
本能だと思うので、身を隠す場所がないゲージで買うのは避ける必要があるようです。
ちなみに哺乳類が
“あまり動かないでとにかく生きてるだけの状態で必要な1日のカロリー量”は
RER(Resting
Energy
Requirement)、安静時必要エネルギーとして計算で求める事ができます。
ただし、これは本来kg単位の体重の哺乳類に対して適用するもので、
36g しかないシロネズミに使うのはちょっと無理があるのですが、まあ参考にはなるでしょう。
とりあえず必要最低限の消費エネルギーを求める式は、
√(√(体重kg×体重kg×体重kg))×70=RER
(力学に慣れてると単位がエネルギーにならないのに違和感を覚えますが、
あくまで目安の数字を覚えるための式だと思ってください)
体重を3回掛け算してそれの平方根を2回求めてるのは、体重の0.75乗(3/4乗)を求めてるから。
これで、生きていくのに最低限のエネルギー量が求められる(単位はカロリー)わけですが、
シロネズミの場合、約
5.8 Kcal
、なんと1桁のカロリー量でした。
ただし、これはとにかく寝てる、という状態で全く運動しない場合の数字。
ここに運動量を考慮した倍数を掛けるのですが、ハムスターに関しては資料がありませぬ。
通常、犬猫では1.5倍前後なので、これをそのまま適用すると、
5.8×1.5 = 8.7 Kcal
となりました。
このハムスター用ペレットが1個平均10
Kcal なので、1日1個で十分、という事です。
が、さすがにそれだけは可哀そうだなあ、という事でキャベツやら豆腐を
一日一回、5g以下ずつ与えてますが、現在まで肥満にも栄養失調にもならず、
ほぼ常に体重36g前後を維持しております。
となると、どうも倍数は2倍前後で、12Kcal
辺りが必要なエネルギー量、となるみたいですね。
あと、意外に知られて無い気がしますが、ジャンガリアン ハムスター、牧草を食べます。
ウチのシロネズミはティモシーを与えると、喜んでバリバリ食べてます。
なので、最近はデグー用のティモシーを少し、シロネズミにも分けてます。
NEXT