▼齧歯目の住居建設



いつまでもティッシュの箱に住まわせて置くわけにもゆかぬので、
以前、いただいたガラス容器が入ってた木の箱を使って巣箱を自作する事に。
普段はフタをしておき掃除の時だけ開けれますから、さっそく巣箱に改造する事にしたのでした。
この段階まで、ハムスターはどうも外から丸見え、というのを嫌う、特に上方、
というのがなんとなく判って来てたので、この完全密閉型の巣箱を採用したわけです。
写真はフタを開けた状態。

と言っても、私がやったのは右上に見えてる小さな入り口の穴をドリルで開けただけですけども。
極めて小さいのですが、ティッシュの巣箱の時に本人が出入り用に開けた穴の大きさを参考にしてます。
辛うじて本人が通れるだけ、という大きさで、
おそらくそれ以上大きいと安心できないのだろう、と判断してます。
(当然、入り口がデカければそこから敵が入ってくるのだから)

ちなみに、ご本人様も出入りの時はエイヤ、という感じで体を絞らないと(柔らかいのだ)
ここを通過できない大きさなのですが、あの伝説の齧歯目の前歯、エクスカリ歯(筆者による命名)を使えば、
この程度の硬度の木の箱は簡単に削れますから、後は本人の意思次第としました。
結果から言えば、以後そのままなので、これで十分なんでしょう。

ついでに写真は本人様が気にいるか確認しよう、と思って実験した後の状態です。
結果は、大喜びで飛び込んで、10分以上出て来なくなってむしろあせりました(笑)。
左の部屋のティッシュは筆者が入れたものですが、すでに細かくちぎられて巣になってます。
真ん中の仕切り板をどうしようと思ったんですが、上の隙間を通って軽々と移動してますし、
これまた何かあったら伝家の宝刀、エクスカリ歯で本人がなんとかするだろう、と放って置く。
結論から言えば、これも現在まで、まったくそのままで、問題ないようです。
逆に、巣の中には複数の部屋があった方が安心らしく、その中でも一番奥を寝室にするみたいです。
まあ、この辺りは個体差がある可能性も大きいですが。

ちなみ試験的に入っていただいただけなんですが、よほど気に入ったのか、
エサのペレットを持ち込んで(右下に見えてる)、中でフンまでしてゆきました。
ついでに、このシロネズミは保護からしばらくトイレが固定されてなかったのですが、
現在は右の出口部屋がフンをする部屋、外の闘技場(Battle arena 次回登場)が
オシッコする場所、と固定されつつあります。
ついでに、齧歯目なので臭いを覚悟してたのですが、オシッコはほとんど臭いが無く、
その辺りに敷かれてる紙や木くずが変色してるので、それが確認できるレベルです。
これは意外でした。



ただし、この巣箱は今回購入したカゴに入れられる大きさではない、という事でこれ。
大銀河の甘露、ドクターペッパーで、今回はそのペットボトルが主役です。
まあ、なんでもいいと言えばいいんですが、個人的にドクターペッパーのペットボトルだ、
という方がテンションが上がるので、これで行きます。



まあ、こういう事ですね。
巣箱とカゴを独立したモジュールとして、その間をトンネルでつないだもの。
巣箱の鉄棒は一部をニッパーで切断してます。
で、ジャンガリアンハムスターが狭い所を通るのが好きなのは、何度もの脱走で学習済みなので、
この通路なら、問題なく通ってくれる、と考えたもの。
実際、ご本人様の評判は悪くなかったです。

ちなみに左のカゴ、なんか妙に安いな、とは思ったんですが、予想以上に小さく、これだけでは使い物にならず。
伸びをしてもせいぜい15pあるかないかのジャンガリアンハムスターですが、
かなりの運動量を誇るため、体が小さいからと言って狭いカゴでは全くダメです。
これはカゴを発注する前に気が付いてたのですが、安さに目がくらんで、大きさをよく確認して無かったのでした。
とりあえず、回し車があるのと、鉄柵のカゴなので、運動施設になるのとで、当面はこの状態で。
ついでに水飲みのスポイトも付いてきたので、まあ、これはこれで良しとしましょう。

ただし結局、これだけではやはり全然生活面積不足な事が判明、
後にここに闘技場を増設する事になります。これはまた次回。
それでもまだ一日一度は、外で遊ばせないと、不平を訴えて来ますが…



ちなみに巣箱側はこんな感じ。
ペットボトルによるパイプ部の固定、当初はネジか釘を考えてたんですが、
裏側に突き出てしまう事が判明、危なくてそれじゃダメなので、急遽、画鋲止めにしました。
ついでに、下に木材を入れて脚とすれば、高さも十分と思ってたんですが、
切断したカゴの金網部分が意外に高く、雑誌を一冊挟んでかさ上げするハメに…



といった作業がようやく夜までに完成、お移りいただくと、しばらく周囲の臭いを嗅いでましたが、
すぐに気に入ったようで、巣箱とカゴの中を往復し始める。
でもって脳内電波で、巣材がないのはどういう事?と質問されたので、
古服の切れ端、新聞紙、ティッシュペーパーをそれぞれ用意してみる、
この中では、やはりティッシュペーパーがお気に入りのようで、早速頬袋に詰め込み始める。
なんだかバーゲンに来たおばさんみたいだな、と思う。
(ちなみにメスだ)
その後、これをあるだけ用意せよ、との指令を受ける。


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