■いろいろやり始める年ごろ



回し車が命の支えのげっ歯目ですから、生後1週間を過ぎて巣箱の外での活動が多くなった時点で、
連中の体格にあった小型の回し車を入れてあげました。

なんら教えなくても全員がすぐに使い方を覚えてしまい、本能、スゴイなという感じですね。
でもって実ははこれ、ハムスター シロの遺品で
それをデグーのシロが喜んで回しており、飼い主はちょっとうれしかったです。

本能と言えば、水飲みボトルも何も教えなくても管部に自分で口を付けてごくごく飲んでました。
これもちょっと驚いた点。
お母さんの行動を見て学習したのかもしれませんが。



が、その夜、不穏な動きが。
あれ、シマが変な所で固まってるな、と思ったんですが…



……んんん、君、お母さん用の大型回し車に興味津々なのか?
前回書いたように、お母さんは周囲に子供が居てもこれを全力でぶん回して危険なので、
壁掛けで高い位置に移動済み。
ところが自分の背丈ギリギリの高さにあるこれに、シマがしきりに興味を示すのです。



でもって、最終的には壁を伝ってここまでよじ登ってしまいました。
その直後にお母さんが回し車に遊びに来て、まさかの我が子との対面にビックリ。
この時はお母さんが譲って降りてしまいます。



その直後からシマが全力疾走を開始。
その小さな体で、と思ったんですが、直径28pの大型回し車を動かしてしまいます。



が、やはり少々無理があるようで、この状態でしがみついたままグルリと一周してしまい、
あわてて飼い主がこれを止める。

まさかこっちに興味を示すとは思ってなかったのですが、
やはりまだ危ないだろう、ともう少し高い位置に移動して置く。

それでもこちらで遊ぶのを覚えたシマは小型の回し車に興味を示さず、
以後はどんなに高い位置にあってもよじ登ってこちらで遊ぶようになりました。

他の子も、それを見て大型回し車に興味を持ったようですが、
小型と並行して遊ぶ、という感じでしたから、
デグーはとにかく大型の回し車が好き、というワケではなく、
シマの個性だったみたいです。


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