その後、グウ母ちゃんがカゴの中の探検を始めると、今度は日曜が追いかけて匂いを嗅ぐ。この段階でも母ちゃん、冷静に対応。
その後はデイお母さまも加わって三匹でグウ母ちゃんの匂いを嗅ぎまくり。
それでもグウ母ちゃんは興奮せず。とりあえず四匹で固まっている。うーむ、どうかな、とさらに観察を続行。
すると、娘たちがマウントを取っての毛づくろいを始める。
未だによく判らんのですが、愛情表現と同時に、自分の方が上の立場だ、と相手に宣告する、という面がある行動のようです。ただしデグーの日常では群れの中に序列は見られないので、厳密にはどこまで上下関係を定義するものなのは不明です。
が、この段階で母ちゃんの限界に達してしまったようで、クカカカカ、という警告音を出し始める。よって一度連れ出し、自分のカゴに戻しました。
この日はここまでとしたのですが、翌日、散歩に出たデイお母さまが、グウ母ちゃんのカゴに強い興味を示すので、その扉を開けてみる。が、不幸にしてデイお母さまはジャンプで飛び込み、グウ母ちゃんは入り口のすぐ下に居たので両者衝突となってしまったのです。
こうなるとビビりのグウ母ちゃんは完全に臨戦態勢になってしまい、取っ組み合いに入ろうとしたので飼い主が仲裁に入る。連中が本気でケンカすると出血必須であり、大怪我になりかねないからです。そして予想通りの予定調和として筆者の指が咬まれて出血、さらに雑菌が入ってしまって二日ほど腫れる、というオチに。本来、興奮状態のデグー相手なら手袋必須なのですが、この時はその余裕が無かったのです…。
でもって一度ケンカしてしまうと修復は無理なので、残念ながらこれにて両者の同居実験は終了となりました。
|