■その他の栄養

必要なエネルギーを確保したら、後は哺乳類が生きて行くうえで必要な栄養素です。
ビタミン類は生物ごとに必要なものが異なるのですが、
幸い、比較的近い種となるモルモットがかなり研究されていて、
それに必要とされるビタミンは判っており、デグーに対してもそれらが入ってるペレットを与えてます。
ウチではデグープラスというやつです。
ただ絶対必須のビタミンCは不足が怖いので、キャベツを与える事でこれを補ってます。



草食とされるデグーですが、人が食べてるものに強烈に興味を示します。
これは飼い主がポテトチップスを食べてたら背後から急襲されたところ。
あわてて袋をテーブルから持ち上げたんですが、速攻で体をよじ登って来て、この状態に。

そこまで言うなら、と1p四方くらいの小さい破片を与えた所、これを大喜びで食べ、
さらに「もっと食べさせなさい」と訴えて来ます。



欲しかった食べ物が十分にもらえなかった時、オヤツが十分でないと本人が判断した時は、
こんな感じで飼い主をじっと見つめて、
「人よ、我にその食べ物を寄こさないのはなぜですか」と目で訴えて来ます。
この精神攻撃はかなり強力なので、注意が要ります。
今回も敗北して、もう一つだけ、同じ大きさのものを与えてしまってます。
さすがに油にでんぷんでカロリーが高すぎるので、それ以上は拒否しましたが。

ちなみにデグーは最初は実験動物として欧米に持ち込まれました。
これは糖尿病になりやすい、という変な特性があったからで、その研究に使われたのです。
なので血糖値が急激に上がるような食事は厳禁という生物になってます。
よって本来はイモ類、パン類、ご飯類は、可能な限り上げない方がいいです。
今回はあくまで少量、という事で与えています。



こちらは近所で安売りしてたチョコレート パイを食べてる所を急襲されたところ。
デグーと飼い主の必死の攻防となっております。
さすがにチョコレートは危険なので、取り上げましたが、
結局、クッキー部分を少し与える事になりました。これも大喜びで食べてしまいます。

とりあえず人が食べてるものにはなんにでも興味を示し、油断は禁物なんですが、
以前、シシャモを奪っていったときはさすがに一口かじって捨ててしまいました。
動物系たんぱく質はダメなようです。
ただし、豆腐を与えた所、これは大喜びで食べたので、植物系たんぱく質は
おいしいと感じるみたいですね。

とにかく血糖値が上がりやすいので、これらを与えるなら、ごく少量にしなくてはなりませぬ。
なんですが、なぜか本人はこれらをやたら食べたがるのです。
人間も美味しいものばかり食べてると、糖尿病になりやすいのと一緒?


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