散歩中のデイお母さまがごろ寝してる飼い主の腹の上に乗って来る。脚に乗ってくるのは普通ですが、これは珍しいのでオヤツを与えたら、そこで食べ始める。飼い主的には天国状態ですが、すぐに立ち去ってしまう。
で、向かった先はここ。ヒマ種の袋ですな。現物がそこにあるんだから、もはや飼い主は不要、というデイ様理論です。上に切り口があるのを知ってるので、よじ登ろうとしますが、滑ってできない。
「ああもう、なんですの、これ」
作戦変更、飛び上がって咥え、切り口を下に引き下ろそうとしますが、これも上手くゆかず。
「えい、えい、…もうちょっと、もうちょっとですのに…えい、もう!なんですの、これ」
最後には諦める。
「…ええい、もう、あのヒマ種はきっとすっぱいに違いませんわ」
普通はこの後、他に手もないし仕方ないですわね、という感じに飼い主のところに要求に来るんですが、この時はよほど腹が立ったのかこのまま走り去りました。無論、デイお母さまでは、あの高さの袋に手が出ないと飼い主は判っていてあの場所に置いてありまする。
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