■デグー風邪
グウ母ちゃんの命を奪ったと思われる風邪のような症状、実はこの冬にウチのデグーが次々にかかってしまっていました。高齢な母ちゃんは耐えられなかったのだと思いますが、幸いにして同じような症状を見せた他の二匹は回復しています。火曜とトクさんがその二匹なんですが、ここではその発見と対処方を述べて置きます。
食べる事が生きる事、は全てのデグーに共通の生き様ですが、その連中が食欲を示さない、あるいはもらったオヤツを食べる速度がいつもに比べて異常に遅い場合、筆者が「デグー風邪」と呼ぶ症状を疑った方がいいです。その子を手にもって見て冷たければ完全に発症しています(デグーの体温は人間より高いので手に乗せると暖かいのが通常)。
写真はトクさん。手に持った瞬間、これはマズいと判ったので速攻で対策に入ります。実はこの前に火曜、そしてグゥ母ちゃんと同じ症状になっており、火曜は以下のような対策で元気になっていました。残念ながら母ちゃんは助かりませんでしたが、トクさんも元気になったので、このやり方は一定の効果があるはずです。
とにかく温めるのが最優先です。厚着状態の飼い主のフトコロに放り込みます。オヤツ無しでこれをやると速攻で出て行くトクさんがそのまま動きません。
しばらくするとより暖かいところを求めて潜り込んで行きます。後は上着のボタンを掛けて暖かくして置くだけ。全く動かずに心配になりますが、そっとして置きましょう。当然、飼い主も動けなくなりますが、服の下のデグーを両手に包み込むように固定して移動は出来ますので、トイレくらいならなんとかなります。
この日は午後8時ごろに症状に気が付き、そのまま夜の2時まで温めたのですが、飼い主もさすがに眠くなり一度カゴに戻す。絶対に寝返りを打たない自信は無いので、寝ている間に潰さないための対処です。幸い、トクさんは木曜と同居してるので巣箱の中ではデグー団子を造って温まる事ができます。ただし不安ではあるので、使い捨てカイロも入れて置きます。ちなみにカイロは巣箱の底に敷くように置くと、連中はその上に乗って暖を取ります。
翌日は休日だったので朝からフトコロに入ってもらう。時々もぞもぞと這い出してきますが、回復したのではなくトイレ&喉が渇いたから。この行動を見たら、一度カゴに戻してやりましょう。
水を飲むトクさん、。目はつぶったままで調子が悪いのが見て取れます。自分からカゴに戻ったからもう大丈夫、と勘違いしないで、直ぐに回収します。自分から飼い主の所に行きたいとカゴの出口に来て訴えてきますから、すぐにフトコロに放り込んで温めます。ちなみにデグーは巣箱の中ででオシッコはしません。フンはしてる事がありますが、それでも多くは無いです。この点、連中はフトコロの中を巣箱と認識してるようで、こういった感じでオシッコと水飲みで何度か出て行く、という行動を見せました。
この治療、一定段階まで馴れている必要があると思うので、日ごろから手で抱っこしたらヒマ種を与えて耐性を与える、寒い時期はフトコロに放り込んでオヤツを与える、といった練習も必要かもしれません。これによって飼い主との繋がりも強くなりますしね。
|