手前には、なぜか主翼のエルロン部だけが展示されてます。
下側にバランス取りとバタつき防止用らしいオモリがついてますね。
こちらの切りかきは、ここを曲げることで受ける風力を利用して
エルロンの操作をしやすくするエルロン トリムです。
尾翼のモノとはその目的が違う事になります。
ただしトリムタブ、尾翼のと同じような目的のタブも付いてるんですが、
写真ではちょっと見えませんね。
こちらは地上で角度を設定してしまうと、空中で修正ができなかったはず。
ついでに奥の胴体で、ドイツ十字マークの左側あたりに
例の斜め上向き銃、30mmのMk-108が2門入っております。
敵の爆撃機の下から近づいて、
これでバカスカ撃ちこんでしまえ、という兵器ですね。
なので、この胴体上のあたりに2つ、
機関砲用の穴があるはずなんですが、
上から見る限りではよくわかりませんでした…。
主翼の取り付け部。
将来的には見えなくなってしまうはずの場所。
ちなみに、ここだけ他の場所と色が違いますが、
オリジナルの塗装が残ってる可能性あり。
アメリカ軍は鹵獲機の塗装を全部剥がしちゃうんですが、
主翼に隠れてたこの部分はスミソニアンに寄贈されるまで、
そのままだったと思われるからです。
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