後ろ側から。
Mk.Iから見ると、ほとんど別の機体、という感じがします、これ(笑)。
そしてMk.IX(9)後期生産型以来のスベスベお肌をこの機体も継承しています。
ちなみに手前の白帯前にある、機体上の小さな穴は他で見た事が無く、正体は謎です。
タイの機体ですから、余計な事はしてないはずで、最初からあったものだと思われますが…
スピットファイアの操縦手帳(PILOT'S NOTE)によると、偵察型の胴体後部上面には
信号弾の発射装置(signal
cartridge
discharger)があった、されてるので、ひょっとしてこれがそれ?
6連装のリボルバー型信号弾発射装置で、コクピットのレバーを引くと
ポンポン撃ち出されたそうですが、何に使うのかは全くわからず。
水滴型キャノピーになって、そのスライド用レールが
機体上面にも追加されてるのも判ります。
機体前半部。
全体が銀色ですが、ジュラルミン無塗装ではなく、どうも銀色の塗料を塗ってるような感じです。
ちなみにタイのこの機体、さすがにタイヤは現役時代のものではないようですが、
妙に小さいものがはめ込まれています。
ちょうどいい大きさのが無くて、おそらく適当にくっつけちゃったんだと思いますが…。
尾翼部。
とりあえず巨大な垂直尾翼を見といて下さい。
その舵面の後端部にあるトリムタブが上下2段に分かれてるのは、グリフォンスピットからの特徴。
どうも上下が別々の角度で固定てきたように見えますが、なぜ二分割なのかはよく判らず。
尾輪はMk.XIV(14)では全て収容式となりました。
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