尾部を横から。
やはり尾輪の形状がB型とは違う感じですね。
この角度からだと、水平尾翼の支柱が、一枚板の空気抵抗削減型になってるのがわかります。
支柱と水平尾翼の取り付け部はB型と同じような感じですが、胴体との接合部は異なる構造になってますね。
あと、B型の写真ではわかり難かった、水平尾翼端の整流板と昇降舵のマスバランスもよくわかるかと。
向かって左がマスバランス兼用の可動部分、右側はそれを受け止めている水平尾翼側の固定部分です。
主翼を下から。
例のビックリドッキリ マスバランスは直線に近い形状になって、
もはや主翼にも穴はありません(笑)。
先にも書いたように、D5以降の主翼からは武装の取り付け部が消えてるほか、
主脚から外側の主翼は形状そのものがB型から変更されており、
その面積も拡大されました。
なので翼端部に向けて絞り込むようにして、外側に伸びた形になってます。
このため、翼端がエルロンに比べ、かなり外まで飛び出してしまってますね。
主脚周辺部。
D型の初期生産分までは、この左脚のカバーの上に、有名な電気式のサイレンがついてました。
これは、急降下の時、敵に心理的な恐怖を与えるためのもの、という、
あまり他に例を見ない装置でしたが、
さすがに戦車相手にサイレン鳴らしても聞いてもらえないので(笑)、
大戦後期生産分のD型からは、装備されなくなりました。
また、それなりの空気抵抗現にもなっていたようで、
写真などを見る限りでは、取り外してしまってる機体も多いようです。
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