前のページと同じような角度から、今度はフラッシュを使って。
シカゴのB型にはあった、主翼下前方の急降下用エアブレーキが無くなっています。
これは対戦車戦闘がメインとなった大戦後期では、もはや急降下爆撃よりも、
低空飛行で目標に襲い掛かる対戦車戦闘がメインになっていたから。
元になってる機体、D5の後期生産分あたりから取り外されていたようです。
後は例によって巨大な国籍マークと(笑)これも地上からの認識用と思われる
翼端の黄色い塗装が目につくのですが、その間にあるはずの、
爆弾&増槽搭載用の取付部が見当たりません。
表面はキレイですから、機材が外れてしまったようにも見えず、
もしかして、D5あたりからは、ここら辺まで省略してしまってたのかも知れません。
ちょっとだけ角度を変えて。
G2の改造元であるD5からは主翼内の機関銃も撤去されており、
まさに対戦車戦専門、というか、戦争末期で省力化というか、そんな機体になってます。
反対側から。
やはりこちらにも主翼下面の兵装取付部がないので、撤去されてしまっていたようですね。
正面下方向から。
D型以降、機体前半の大幅な改修が行われており、
機首の上面にあったオイルクーラーは機首下面に、
そこにあったラジエターは、主翼下に移動しています。
これによって空気抵抗の削減を行ったわけですが、
B型とD型ではせいぜい20km/hしか速度は変わらず、
かてて加えて主翼下にアホみたいに巨大な37mm機関砲をぶら下げてるG型では、
さらに速度が低下してしまったようです。
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