■局地戦闘機 魚雷電。フロート付けてみました


「ダメジャン、じゃあ、どうしようもないや」

何をおっしゃるウサギさん。

「いや、おれ犬だし。」

もう一度図を見ますよ、サー。
今、私たちの知りたい情報は?

「魚雷の射角と速度」




じゃなくて、それを求めるためのデータですよ、サー。

「えーと、目標艦の速度と進行方向、つまり方位角…だっけ?」

ビンゴ。
さあ、私たちはこの図の中に時間をすでに取り込んでます、サー。
1分経過した状態でしたね。

「だから?」

速度を求める計算式は?

「え?いきなり聞かれても…えーと、km/hだから…距離÷時間?」

はい、正解です、サー。
時間はすでにわかってます。
後は距離です。目標が移動した2点間の距離ですよ、サー。
それがわかれば、目標艦の速度は計算できます!

「えーと、…って、なんだよ、肝心なその部分の距離だけわかってないじゃん」

フフフ…よく見てください、サー。
照準線、第二測距離、そして目標の移動距離で、
なんと夜空に浮かぶ大三角形が完成します!

「いや、夜空ちゃうちゃう。…で?」

そして、この三角形では、2辺の長さと角度が一つ、
既にわかってるんですよ、サー。
さあ、ここで、三角関数さんの登場です!
盛り上がってまいりましたー!

「そうかなあ…」


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