■暗くて強いぜLXシリーズ
でもって、LXシリーズのもう一つの特徴が、
明るい、つまり光量の損失が少ないレンズの搭載です。
光量の損失が少ない以上、わずかな光でも撮影が可能で、
これによって夜景はもちろん、
博物館のような暗い屋内でもベラボーに心強い存在となります。
ここら辺りもLX-3以降の特徴です。
要するに、こんな写真を得意とするわけです。
ここでは白壁に落ちる影に注目。
夜中に外灯の明かりでできる影が黒く潰れず、キチンと描写されており、
上部のより暗い影の所と明確に見分けがつけられます。
だから?と思う人も多いでしょうが、スゴイ事なんですよ、これ(笑)。
ここら辺りは、LX-100になっても、
並のデジタルカメラでは撮影できない世界を相変わらず維持してます。
ただし、これらの機能をキチンと使いこなすにはコツがあり、
決してIAモード、自動モードを使ってはなりませぬ。
Panasonic
がインテリジェント オートと呼ぶ自動モードは
インテリジェントどころか強烈にスチューピッドなのです。
これ、暗闇だと無制限にガンガンにISOの数値を上げてしまいます。
この結果、細部のツブレとノイズだらけ、という画像になり、明るいレンズの意味がありません。
露出補正を最大にして、シャッター速度を落とし、
キチンとカメラを固定しブレないようにして撮影しないとこういった写真は撮れないのです。
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