■いよいよ後半戦



さて、なんとか追い込みに入りつつある(笑)航空宇宙館。
今回は吹き抜けホール部の残り、中央の歴史的機体だらけのところと、
西の端の旅客機関係のホールを見て、
その後、ようやく各展示室の展示に入って行きます。
ただし今回は1階西の外れの「航空機の黄金時代」だけ見て、力尽きます…。



スピリット オブ セントルイスやらX-15やらが居た中央ホール。
今回は、そこの床上展示から見てゆきます。



まずは画面中央、1957年10月に打ち上げられた
人類初の人工衛星、スプートニクの原寸大模型。
以前はもうちょっと目立つ場所にあったような気がするんですが…。
世界の航空宇宙博物館でおなじみの一品ではあります。

右下は、1965年6月アメリカの宇宙飛行士として、
初めて宇宙遊泳を行ったホワイトが乗っていたジェミニ4号。
当然、本物なのですが、ご覧のようにプラスチックで覆われた上に、
えらく高い位置に置いてあるので、
ドアが開いてるものの、ほとんど中は見えませんでした…。

極めて余談ですが、当時の宇宙飛行士がつけていた、通信ケーブルを含む命綱を
へその緒(Umbilical cord/アンビリカル コード)と呼び、
それをつけた宇宙遊泳のことを 船外活動、Extra Vehicular Activityの
頭文字を取ってEVAと呼びました(読みはイーヴィエー)。

…どっかのアニメみたいですね。



こちらはフレンドシップ7。
前回紹介した、1962年2月、アメリカ初の地球周回飛行の時に
グレンが乗っていた宇宙船です。
United statesの文字と国旗がやけにはっきり残ってますが、
これ、後から塗りなおしたんじゃないかなあ。

ついでに、この向こうに見えてるのが裏口というか、
モール側の出入り口で、よく見ると空港のような手荷物検査機やら、
金属探知機などが置かれているがわかるかと。



もう少し近くから。
これも中が覗けるようにはなってるのですが、
プラスチックのカバーのせいで反射が凄く、どうもよく見えません。

宇宙飛行士を引退後、グレンは1974年から25年近く上院議員を勤め、
1998年には77歳で再度宇宙に飛んだ(世界高齢記録)、
という無茶苦茶な人ですが、アメリカ人らしい野心家なんでしょうね。


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