■深夜の首の都 In USA



さて、前回見たように思わぬ深夜の散策に入ったわけですが、
現在は右上のユニオン駅から、国会議事堂を経由して
ワシントンメモリアルまで来てるわけです。

でもってこの後、上の地図にある第二次大戦メモリアルとリンカーンメモリアル、
さらにはホワイトハウスを連荘する事になります。

…深夜に何やってるんだとか考えたら負けですよ…。



とりあえず、根元から見上げたワシントンメモリアル。
上に見えてるのは月。
二日目の記事で説明したように、現在は補修用の足場が組まれているため、
幾何学的な、不思議な光景となっています。

考えてみたら、こんな風景は今しか見れないわけだから、
貴重な経験をしたのかもしれません。
そして、そうでも考えないとやってられません。



で、そこから左手奥に見えてる第二次大戦メモリアルに向って歩き始めたのですが、
この芝生の緑地帯に突然、車が走って来くる。

写真中央のがそれで、一瞬、アメリカの暴走族かと思ったんですが、
その反対、パトカーで、どうやらモール一帯を巡回してるようです。
…つーか、歩けよ(笑)、ほんとにアメリカ人は…。
なにも芝生の緑地をパトカーで走らんでもと思うんですが。
まあとりあえず、これならモール一帯は安全だな、とちょっとホッとする。

このパトカー、最初こっちに向ってるように見えたので、ちょっとあせりました。
突然、警官が降りてきて、
「お前は毎回アメリカの入国審査で引っかかる変な顔のアナーキャだな。
こんなところで、こんな時間に何をしてる」
とか言われたらどうしよう、とドキドキするも、途中で方向を変えて、
そのまま走り去ってくれました。

もう4時半に近いから、早朝の散歩ですよ、って言い訳は有効だったろうか、
と考えるも、サマータイムの9月の朝4時半は真っ暗闇の中だしなあ…。



で、これが第二次大戦メモリアル。
モールにある戦争のメモリアルでは、もっとも古い戦争のものなんですが、
建てられたのは一番新しい、という不思議な施設。
(ただしアメリカ全体ではなくワシントンD.C.単体なら後で見る第一次大戦メモリアルがある)

アメリカのメモリアルも日本語にしにくいのですが、
死者の追悼、君たちを忘れない、といったニュアンスでしょうか。

このメモリアルはご覧のようにグルッと柱が中央の池を取り囲んでるのですが、
柱一つずつに州の名前が刻まれており、
各州の戦死者を弔う、という主旨になってます。

ちなみに、他にベトナムと朝鮮戦争のメモリアルがモールにはあるのですが、
それらはちょっと奥まった位置にあるため、今回は見学を見送ってます。



ここは東西南北の方向に柱の切れ目があって、
東を見るとワシントンメモリアルが見えます。
ちょうど真東に近く、おそらく秋分、春分にはちょうど
ワシントンメモリアルの背後から日が昇るはずです。

まあ、モールがそもそも都市計画に沿って真東から真西に向って造られてるから、
こういった構造になってるだけなんですが。

が、何かのついでに現在の文明が滅び、1万年後とかに
ここが次の文明によって発掘されたら、
太陽信仰がうんぬんと、取ってつけたような解説をする学者先生が
絶対に出てくるのだろうなあ、と思ったり。


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