■それは美しい街で



せめて小さな雑貨屋でもないか、と昨日とは別の
少し北側の道を歩いてみたのですが、住宅と郵便局、
あとは公民館があるくらい、という絵に描いたような住宅街なのでした。

この地域の歩行者信号もカウントダウン式ですね。
ただし、青になるまでの待ち時間ではなく、
赤に変わるまでの時間が10秒以内になると、
このカウントダウンの警告が始まる、というタイプでした。

しかし、キレイな街並みだなあ、と思う。
で、見ていると、どんな車も赤信号に突っ込んで来ないし、
歩行者の人も、キチンと信号を守ってる。
それどころか、信号がない歩道で、車が停まって歩行者を先に行かせてくれる。
海外でこれだけ交通マナーがいいのは、初めて見ました。
日本と韓国は世界の例外、というほど交通マナーがいいのですが、
このアレクサンドリア周辺は、それ以上かも知れません。

こりゃ思った以上に上流階級の皆さんの町なのか?と思ったんですが、
普通にアメリカンなボロ車とかも走ってましたから、
地域全体の文化レベルが高いんでしょうね。
ちょっと驚きました。



再び駅へ。
こうして見ると、東急田園都市線の新しい駅です、とか言っても通ってしまうような印象。



ホームから見た駅前。
ご覧のように、商業施設は全く何もない状態です。

もっとも鉄道駅周辺に商業施設が集中する、というのは
世界でも日本と韓国ぐらいなものだと思いますが…。
ただ、ここの乗降者数から考えても、
駅前にコンビニを作れば、十分もうかると思いますよ。

ちなみにアレクサンドリア周辺に商業施設がない、という事ではなく、
とにかく駅周辺が辺鄙なのだ、という事が、
今回の旅行の後半で次々に明らかになる予定です(笑)。



ちなみに、ホテルと反対側の駅前はさらに寂しいです(笑)。
こっちは公営の野球のグランドがありにけり。

向こう側にさらに複線のレールが見えてますが、これは遠距離鉄道、
日本で言うならJRのようなAMTRAKのもので、
この隣駅、アレクサンドリアの中心部にある 
Kings Street 駅が地下鉄とAMTRAKの乗り換え駅になっています。

ついでに画面中央やや左、駅名看板の左側の木の上から、
何か塔のようなものが出てるのが、わかるでしょうか。
この時はまったく気にしてなかったのですが、アレクサンドリア中心部にある
この建物がとんでもないシロモノだ、というのを、
旅行最終日に発見する事になります。



さて、間もなく列車が来ました。
屋根に向けて絞り込まれるのがD.C.の地下鉄車両の特徴です。
ロンドンの影響でしょうかね。
そういえば、これの新型車両の導入が決まっており、
日本のメーカーが納入するそうな。

ちなみに、よく見ると運転手さん、サングラスをかけて運転します。
日本だとすぐ抗議が出そうですが、アメリカ、ここら辺りはおおらかですねえ…。

で、昨日ブルーラインで来たので、てっきりこれもそうだろう、
と思ったら実はこの駅、イエローラインも乗り入れており、
これ、イエローラインの列車だったのでした。
よーく見ると車両の前面ドアの上にある表示部分に
Yellow LINE の文字と、イエロー色のランプが点いてるんですが、
わかるかい、そんな小さい表示で…。


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