■地下鉄ゴーゴー



さて、ここで改めて現地の位置関係を確認しておきましょう。

まず、ポトマック川の東岸に広がるのがワシントンD.C.となります。
その中でも、政府関係施設と今回の作戦の主要目標である
スミソニアン博物館軍団が集中してるのが、
中心部にある緑地帯、モール地区周辺です。

当然、今回の作戦はその一帯を中心に展開されます。
ポトマックの西岸、現在はジョージア州になってしまっている地域に、
アーリントンの国立墓地、国防省(ペンタゴン)、そして国内線専用の
ロナルド・レーガン空港があり、
それらの南側に、今回の前線司令部が置かれたアレクサンドリア市があります。
この地図だと、ヴァージニア州の「州」の字の辺りに
ホテルがあると思ってください(笑)。



さて、イエローラインはペンタゴンからアーリントン墓地方面を無視し、
北東に向かっていきなりポトマック川を渡ってしまうため、
スミソニアン駅を通りません。

なので、スミソニアンのとなりの駅、L'Enfant Plaza(ランファンプラザ)駅で
ブルーラインに乗り換えました。
が、実は航空宇宙館やアメリカ・インディアン館にはこっちの駅の方が近く、
よく見ると、奥の壁、改札のところに
航空宇宙館の案内の宇宙飛行士マークがついてます。

この日の帰りにこの点に気が付いて、
ブルーラインより素早く都心に出れる(10分前後)イエローラインと、
この駅を翌日以降はバンバン利用する事になります。



ブルーラインの乗り換えは大混雑状態。
日本の首都圏や上海ほどではありませんが、ロンドンやワシントンでも、
結構、ラッシュ時は混雑しますね。




ちなみに、ワシントンD.C.の列車案内はシンプルそのもの。
日本や韓国、中国のような大型画面の親切なものになれてしまうと、
ちょっととまどいます。

ちなみに左端はLN、ラインの意味で、この場合のBLは一部の女性の趣味嗜好のことではなく、
ブルーラインのこと、ORはどっちかの列車を選べ、という事ではなくオレンジラインのことです。
その次が行き先ですが、市内中心部しか行かないのなら、
方向さえあってれば、どこ行きでもまず問題ないはず。
最後の右端、MINが到着までの時間で、まさに今入線しました、
という場合、BRDという表示になるんですが、これが何の略かはわからず。
(乗車中/Boarding の略ではないか、という指摘を掲示板でいただきました)



さて、そういうわけで、スミソニアン駅に到着。
8年ぶりにここに帰って参りました。

よく見ると、ホームの一番奥、改札付近だけは吊り下げ式の電灯がついてますね。
対してホームの中は一切直接照明がなく、壁の横とホームの中央にある照明を
壁に反射させる間接照明となっているわけです。


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