船体を横向きにしてから接岸します。あ、これ船首部に横向きのスラスター積んでるんだとここで初めて気がつく。まあ今どきの船なんだからそれはそうか。そしてこの塗装はやはりセンスいいなあ、と思う。



接岸後は人力で搭乗橋を繋げます。ちなみに真ん中にいるのは島のお巡りさん。どの島でも必ず入港時に警察の人が来ており、こういった感じに作業を手伝ってる人も居ました。



乗り込むお客さんの多さに驚く。この内、ミステリーきっぷ利用者は10人前後なので後は泊りで来ていた観光客の皆さんだと思われます。12月の平日にこれだけのお客さんが居るのか。人口500人の島にざっと50人近い観光客が居たわけで、ちょっと凄いな。ちなみに煙突の紋章(ファンネルマーク)はデッサンの狂ったノルウェーの国旗ではなく東海汽船の社章。社長がノルウェー産の鮭なのだろうか、と思ったんですが、東海汽船によると他人の空似でノルウェーとは関係ないそうな(1913年(大正2年)に採用されたもので、情熱の赤と海の青だとするが、なんで十字架なのかは判らん)。



下層階の乗船口の上にあるのはクラーケン避けの海上魔法陣ではなく、東海汽船130周年記念マーク。いや、東海汽船は1889年操業だから、すでに134年経っちゃってるんですが…。描くだけ描いて消す事を想定して無かった?



では出港です。さらば式根島、また会う日まで。ちなみに誰かの見送りに来ていたらしいチビッ子がずっと手を振ってくれていて、見ていてとても幸せでした。

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