そこで写真に写っていた数少ない「星」を拡大してみることにしたわけです。写ってる「星」は大きく五つの場所に分かれており、ここではそれぞれにアルファベットを割り振って見てゆきます。



一枚目の写真で見た「A」の部分。
どうやらピンぼけ、あるいは1秒露光したのに固定が甘くてブレてしまって、その結果、星が変な像を成してしまったのだろうな、最初は思ったわけです。…でもね(笑)。



二枚目、三枚目はドンピシャで綺麗に結像して情報量が増えており、これ、どう見ても星じゃないよね、という何かが写っていたのでした。



原寸を2倍に拡大した画像。クラゲを下から見上げたような物体に見えます。
私が最初に思ったのは、これを正面方向から見ると、例の動画の物体になるのではないか、という点でした。ただし後ほど述べるように、明らかに違う、という部分も多く、現状は断言できませぬ。



ちなみにもう一体の方は核の色が違う、角度も右向いてる、という違いはあるものの、ほとんど同じものに見えます。



驚いたので引き続き、ピントの合ってる方の写真で、今度は「D」の部分を拡大してみる。



二倍拡大。これもオレンジと青のクラゲのようなモノが写っていました。ただし上下位置は逆。明らかに何らかの物体に見えます。ただしあまりに荒唐無稽であり、場所によって形状が異なる、二体居る場合は必ずオレンジと青の組み合わせである、という妙な法則性など不可解な部分も多いのも事実です。よってカメラが勝手に対象を変形させて記録したのではないか、すなわち広角向けの湾曲が大きいレンズによって光の収差が起きて、光像が滲む、ブレる等したのではないか、とも考えました。特に星のような小さな光点は収差を起こしやすいからです。

ですがレンズの光学的な原理上、収差にも一定の法則があり、このように複数の光像が左右非対称に現れる、というのは考えにくく、さらに明らかにきちんと結像して明瞭な画像に見えます。実際、私が調べてみた範囲で、こういった収差を引き起こしてる例は一つも確認できませんでした。そこで念のため同じような条件といっていい写真と比べて見る事に。



帰りの飛行機で地上の灯りを撮影してピンボケしたもの。高度1万メートルから見た地上の点光源は事実上、星と同じ無限遠にあると見ていいので、参考として載せて置きます。明らかに上で見たクラゲ状のホシモドキとは異なります。



ブレた、あるいはレンズの収差によると思われるもの。ちょっとクラゲっぽい形状ではありますが、これも明らかに形状が異なります。やはり何かが居た、と見るべきかと。

そうなると当然、他の星だと思っていたものも…となるわけで、速攻でこちらも拡大して見たわけです。

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