■城塞宮殿なのである



城門部分は簡素な構造でしたが、中に入ると意外に装飾性が高いです。
まあ、皇帝の宮殿を兼ねてますからね。

ちなみに各所に高い壁と窓があり、俺がルパン三世なら絶対忍び込みたいと思わせる魅惑の建築でもありました。



ここ、宮殿部は城壁とほぼ同じ高さにあるため、城門から先はこういった長い坂道で上に登ります。
つまりあの城壁、単なる壁ではなく、内側は盛り土で埋められていて、
日本の城の石垣みたいな構造になってるのです。すげえな、これと再び驚愕。
まあ、ロンドン塔でも一番内側の一帯は、こういう構造でしたが、ここまでの広さも高さも無かったぞ。

ちなみに階段ではなく坂道なのは、敵が攻め込んできたとき、上から熱湯や油を流す、
丸い巨岩などを転がす等のためか、あるいは馬車や荷車での利便性を考えたものなのか判断がつかず。
ここも後にイギリスの手が入ってるので、その改築の可能性もありますしね。



ようやく上部に到着。ここに第二の門がありました。



その横、左手に見えてるのが宮殿部。
主に城塞の東部、ヤムナー川沿いが宮殿部になります。

でもって奥に見えてるのが城壁の上部で、城内はこの高さまで盛り土がされてる、という事です。
すごいな、ホントに。


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