■ベルリンもいろいろあった



といった感じの展示が続くのですが、美しいまでに人気の無い展示で、
閉館間際、ということを差っ引いても、ほとんど人が居ないのでした…



なんじゃこりゃ、という感じの展示ですが、当時の新聞などでは有名だった空飛ぶ犬、ヴィットルス(Vittles)。
パイロットが個人的に飼っていた犬で、ご主人と一緒に何度もベルリンまで飛び、
当時はちょっとした有名犬だったようです。

写真は飛行中の彼を気遣って“あの”カーチス・ルメイ指令官の命令で造られた専用パラシュートと彼のマネキン。
ちなみにヴィットルスという命名もルメイによるらしく、どうもこの辺り、
そういったマスコミ受けを狙ったルメイの宣伝戦略のニオイがしなくも無くもなく。

ちなみにご主人の方は一度、墜落に見舞われてC-47から脱出したそうですが、
この時はヴィットルスは随行して無かったので、このパラシュートは一度も使われずに終わった、との事。



さて、その通路を抜けると冷戦期の展示で、いきなり水爆の写真がドーンなのは9年前と全く同じですな。
が、この段階で閉館まで20分なので、中途半端に見学するよりは名誉ある撤退を選択する事に。
結局、第三ハンガーと、新設の第四ハンガー、さらにはICBMの館も残してしまう事になったのですが、
あと一日あるならなんとかなる…はず…なるような気がする…



というわけで、一度、第二ハンガーまで戻る。
が、まだ微妙に時間があるので、とりあえず取りこぼしている細かい展示の撮影だけやってしまいましょう。


NEXT