■いろんな展示が続くのだ



さて、では引き続き1階(日本式なら2階)の展示の見学を続けましょう。

ここから先は例のグランドフロアまでの吹き抜けのある空間で、
周囲の回廊部分にいろんな展示が並ぶ、という構造になってます。



こんな感じでグランドフロアを取り囲む上の回廊部分に展示が並びます。
当然、展示面積は極めて狭くなってますが、それでもいろいろ置いてあるのが、この博物館。



で、その回廊部分の展示テーマは素材への挑戦(Challenge of materials)。
なんだそれ、と思ったら、人間がさまざまな道具類に使ってきた素材、
特に金属類の加工の歴史、みたいな展示でした。

ただこれ、ご覧のように、どっから持って来たんだというような仏像、
黄金仮面にローマ風彫像と、一体何が言いたいのだ、
というとりとめの無い展示となっております。
まあ、軽く流してしまいましょう。



とりあえず、これだけはちょっと紹介しておきます。

18世紀頃に作られたと見られる、オスマン・トルコ帝国の刀剣。
写真だとわかり難いですが、
うっすらと刀剣の表面に砂地みたいな文様が浮き出てます。

これダマスカス鋼ですね。
鎌倉期の日本刀と並び、その製法が失われて伝説となってしまったダマスカスの鋼で造られた刀剣。
材料のダマスカス鋼はインド製で、刀剣はオスマン・トルコ帝国内で造られてます。
現物は初めて見ました。

強靭な鋼なのにサビ難い、という特徴がある他、その独特の文様から
イスラム圏では珍重されたようです。



こちらには、なんだか盾みたいのと、電動ノコギリの刃が並んで展示されてました。
こうなってくると、何がいいたいのかようわからん、となります(笑)。


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