■科学の力で集めたのだ

さて、なんとか今回でグランドフロアは片付けたい。
とりあえず、汽車、飛行機、と来ればこれ、自動車から行ってみましょう。



なぜかブレーメンの音楽隊のごとき状態で展示されてた
1950年代から60年代にかけての車たち。
16:9広角デジカメならではの写真ですよ、これも(笑)。

下から日野自動車 コンテッサ1965年型、サーブ93 1956年型、
フォルクスワーゲン 1300 1968年型、モーリス マイナー1950年型、
シトロエン2CV 1952年型、一番上はフィアット500…と思わせて600っぽいな。

ここ、フォードのT型もありましたから、下から3台目のワーゲン ビートルとあわせ、
生産台数世界記録の1位と2位の車が展示してある、という事になります。



現在はトラック・バスで知られる日野自動車が、
1960年代に生産していた乗用車、コンテッサ。

数ある日本車の中からなぜこれを…という気もしますが、理由は不明。
ナンバーからして、直接日本から持ち込んだ車のようです。

(2011.12追記 この後、エンジン関係の多くの著作で知られる
元日野自動車の鈴木孝さんから直接お話を伺ったところ、
これは鈴木さんの車を寄付したものなんだとの事。
日本からそのまま持ち込んでるそうですが、運送費は会社持ちだったようです(笑))



こちらはローヴァーのジェット1。

一見すると、クラシカルなスポーツカーという感じですが、
その名でなんとなく見当がつくでしょう、これ、ガスタービン車です(笑)。

ピストンとクランクを使ったレシプロエンジンではなく、
ジェットエンジンと同じ原理でドライブシャフトをぶん回してます。
ちなみにエンジンは後部で、手前のデカイフロントは燃料タンクらしいです。

1950年ごろに完成、52年に244km/h出した実験車らしいのですが、
微妙だな、その速度…。
1965年までいろいろやってたらしいのですが、
最終的に、実用化はあきらめた、との事。
まあねえ…。



イギリスを代表する車、ミニがカットモデルにされてます。
中を見ると、いろいろ無視してるなあ、と思う構造になってました。



こちらはフォードT型のエンジン。
カットモデルにされてますが、エンジン単体を見る機会は意外に少ないと思うので、
せっかくなので、載せておきます。



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