■確かにそれも科学だろう



なんかのオブジェ?と思ったら、100万ボルト素粒子加速器だ、とのこと。
(One million particle accelerator)
ケンブリッジ大学で開発され、後の素粒子の発見に大きく役立った、
という事ですが、正直よくわかりませぬ(笑)。

ケンブリッジで1932年、というと中性子を発見したチャドウィックが
思い出されますが、ここの解説板にその名はありませんでした。
なんか他の用途に使ったんでしょうかね。



意外なものが。
左が広島の原爆によって溶解した陶器、
右がアメリカによる最初の原爆実験の爆心地で溶解して固まった砂。

アメリカでも、イギリスでも、原爆関連の展示は珍しいのですが、
ここは科学博物館、戦争の悲惨さうんぬん、とは全く関係のない展示となってます。



1929年、世界恐慌の年に行われたハームスワース杯(Harmsworth Trophy)に、
出場したスピードボート、イギリスのミス・イングランド号。

博物館の解説だと、いかにもライバルのミス・アメリカ(もちろんアメリカ代表)に
勝ったぜ、みたいな事が書いてあったんですが、
調べてみたら、レースには負けてるような(笑)…
なんか別のレースで勝った事がある、とかですかねえ。

とりあえず、ミス・イングランドはこの後IIIまで造られるんですが、
一度もハームスワース杯では勝ってないはず。

船体は木製で、エンジンは航空エンジン、ネイピアのライオンを積んでた、との事。
ライオン、シュナイダートロフィに優勝した機体が積んでたともありますから、
空に海に大活躍ですね。

戦後、アメリカのボートレースで、傑作レシプロ航空エンジンのマーリンを
積んだボートが活躍するのですが、
戦前から航空エンジンを使ってた、というのは初めて知りました。



後ろから。
赤いフタがされてるのが排気管で、12気筒のライオンエンジンですから、12本。
左右同数ではないんですね。
しかし、この位置にエンジンがあったら、すさまじくウルサかったと思いますよ、これ。



コンコルドの風洞実験用のモデルたち。
下からほとんど全翼機〜コンコルドっぽい形、と変化してます。

あの形に辿り着くまで、結構いろいろやってます。


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