■おフランスの空と宇宙



はい、というわけで今回からパリにある航空宇宙博物館へと突入します。
先に結論を書いてしまうと、博物館としては第一級の部類に入る施設で、
機会があるなら、一度は訪れて見る価値はあります。

もっとも、ここのためだけにフランスに行く、というなら
悪いこと言わんからロンドンに行きなさい、
というレベルではあるのですが…。

ついでに展示のほとんどはフランス語の説明しかありません。
英語の解説文があるのは全体の半分以下、
それどころか屋外展示にはそもそも解説がない機体が多数、という
見学記を書く立場としては結構悩ましい施設でもありました。

この入り口にあるのはフランスのアクロバット飛行チームが
使用した機体らしいのですが、詳しい説明がなかったのでパス(手抜)。
が、3機もの機体をゲートガードにしてる博物館は初めてみました。
ある意味デラックス(de luxe フランス語)ザマス。



さて、ではさっそく入ってみましょうか。
入り口の時計が航空機の計器っぽいデザインになのが微妙にオシャレ。

で、ご覧のように時間はすでに12時まで後5分。
あれま、これは急いで見学しないと。



で、そこから入場受付まで、なぜかこんな感じで
ブリキのオモチャを中心にした懐かし系の展示が。
特に説明もなかったのですが、博物館のコレクションなんでしょうかね。



平日、しかも微妙な時間、という事もあり、受付は空いてました。
ここも入場料は無料。

ただしB747、DC-3輸送機(ダコタ)、コンコルド(2機)の内部を見学するには
6ユーロの別料金が必要となります。
他にもプラネタリウム、航空機シミュレーターなどがあり、各5ユーロ。
ちなみになぜか25歳以下だと割引価格になります。

この手の料金システムってのは現地の人でも混乱しがち。
なので最初えらく細かく書き込まれた料金表を見たときは参ったなあ、
ただでさえ言葉がわからんのに、と思ったんですが
ここの受付のお姉さんは英語が堪能で、丁寧に説明してくれました。

ちなみに、ここでもどこから来たの?と聞かれ、日本ザンス、と言うと、
ああ、そんな感じがするね、との返事。
そうか、今回の旅行で中国人に間違われないのは、
話をしてしまえば、中国人の英語とはまるでナマリがちがうからだ、
とここで初めて気が付く。
上海ですら見破られたことが無かったので、
国籍をごまかすのには自信があったのだが、しゃべっちゃうとダメなのね…。

そこまで説明してもらったのと、せっかく来たのだし、
という事で、飛行機の内部見学付きの6ユーロのコースにしてもらう。
まあ700円程度ですからね。

ちなみにその見学チケットは、白い紙に日付と時間、
バーコードがプリントされただけのもの。
なんだこれ、と思ったら、各機体の入り口にバーコードリーダー付きの
自動改札みたいな機会があり、それで読み取って入場するのでした。




さて、その受付から奥に進むと、いきなり3方向に進路が分かれる。
特に順路の指示もないし、さて、どうするか。
ここは初めての博物館なので、とりあえず、マップで確認しませう。


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