■パリの航空博物館


現地でもらったパンフレットより。
中央付近、オミヤゲ屋さんを示すバッグのアイコンのある場所が入り口です。





前回書いたように、ここは空港の元旅客ターミナルとそのハンガーを再利用したもの。
メインとなるのは一番手前の元旅客ターミナルの建物(一部は元ハンガー)で、
それに加えて、屋外展示コーナーと、二つの別ハンガーがあります。
ちなみに中央付近にある丸い建物がプラネタリウム。

それなりに広いのですが、展示施設は固まって建てられているので、
それほど移動には時間がかからず、効率よく回る事が可能となってます。
この点はイギリスの航空博物館より優秀です。



ここは基本的には3つの建物しかなく、それらも密集して建てられてる。

写真は下のマップで左の方にある、6番と7番の建物の間から、中央方向を見た状態。
右がメインの元旅客ターミナルとその横にあるハンガーで、これは内部でつながっており、
見学する時には外に出ずに移動できる。

左側にあるのが、メインの展示棟から切り離された2つのハンガーで、
手前の上にシートがかかってるのがコンコルドの展示棟、
その向こうにある白い建物が第二次大戦期の機体の展示棟。

さらに向こうに見えてるのは屋外展示のアリアンロケットなど。




展示内容はこんな感じ。
今回、最初に回る事になるのが旅客ターミナルのメイン部分、
右翼エリアを使っている1783年の熱気球から、
第一次大戦終了時くらいまでの機体展示コーナーです。

ここが展示面積的には最大で、全部見ると結構時間がかかる上、
これ、右端まで行ったら、同じルートで
中央のエントランスホールまで戻る必要があり、微妙に疲れます(笑)。

この時代の展示にこれだけ力を入れてる航空博物館、というのは初めてでした。
まあ、この時代がフランスが世界の空で存在感を示せた全盛期ですから、
自然と力も入るのでしょうか。

同じ建物の左翼エリアはマップで7、8とされてる所が戦後の実験機と初期ジェット機、
9がヘリコプター、10が第二次大戦期以前あたりまでの民間航空機、
そして最後中央エントランスホールの横、11が宇宙関係(ICBM含む)の展示です。
一応、この数字が順路になってるようですが、どこからでも回れます。

で、マップで見ると、宇宙関係の展示、狭いように見えますが、
ここは屋外展示にアリアンロケットの現物を2本、置いてあるので、
これだけで、ブッチギリの存在感を持ちます(笑)。

その屋外展示は、空港の駐機エリアの一部を使っており、
戦後の1960年代以降のジェット戦闘機、
747などの大型旅客ジェット機、そしてアリアンロケットの展示となってます。

で、上の図の5、6の建物が別棟となってる第二次大戦期の展示棟と、
コンコルドの展示棟、これで全部となります。



メインとなるのがこのターミナル右翼の第一次大戦までのエリア。
正直言って私もほとんど予備知識がない時代で、
まあ、今回の旅行記でも軽く行こうと思います。

ご覧のように細長くてかなりの距離がある展示エリアで、
隅まで行って行き止まり、と知った時はちょっとガックリ来ました…。



上のマップではほとんど無視されてますが、
かなりの数の機体があるのが、この屋外展示。

ご覧のようにアリアンロケットから747旅客機、ジェット戦闘機までありにけり。
ただし、雨ざらしという事もあって、コンディションはイマイチなもの多し…。



メイン展示棟の左翼はこんな感じにジェット戦闘機などの展示棟。
展示の仕方がちょっと変わっていて、いろんな角度から機体が見れました。



元空港のターミナルなので、
変なトコが変にデラックス(フランス語)になってます。

個人的にはかつて秋葉原にあった交通博物館を思い出しました。



でもって、ここでトイレに行ったらこれ。
どっちが男性用かわからんのですよ、ダンナ(笑)。

ままよ、とHの方のドアを開けたら正解だったのですが、
直後に隣のFのドアから女性が出てきたので、
もし間違っていたら、今ごろどうなっていたか、
想像するだけで胃が痛みます…。


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