■旅団は北上する

さて、前回でセントポール大聖堂までの見学を終了、
いよいよRAF博物館の再訪を目指して移動を開始します。



大聖堂の出口は地下から階段をあがって、
正面側ではなく、北側の広場に出てしまうようになってます。
で、そこから少し北東に行ったところに地下鉄のセントポール駅があるはずなので、
とりあえずそこを目指すか、と移動開始。

セントポール大聖堂のすぐ北側にあるこの広場と目の前の建物、
なんか見覚えがあるなあ、と写真だけ撮っておいたのですが、
帰国してから、あ、これ現在のロンドン証券取引所じゃん、と気が付いた。
こんなトコにあったのか。

大聖堂の横に、株屋の殿堂、というのを妙な取り合わせと考えるか、
お似合いと考えるかは、人それぞれでしょう。
左側にいわくありげな塔が建ってますが、これについては正体不明。
つーか、こんなのがパカスカと建ってるのがロンドン中心部なので、
全部調べるのは不可能に近いのです…。



比較的順調に地下鉄の駅に到着。
右側のモノリスのごとき黒い板が前回紹介した地図パネルで、
市内中心部の各所にあり、ホントにこれは助かりました。



現在時刻は9時30分くらい、ここもビジネス街ですから、
えらい数の人が降りてきます。
で、降りてくるのはいいんですが、ここに見えてる改札、全て出口専用で、中に入れない。

あれま、どうなってるの、と思うも、こういう時はあせらない。
しばらく見ていると、オイスターカードを持った地元の人が目の前を通り過ぎてゆき、
一番左端の改札から中に入るのが見えました。
なるほど、そこが入り口か。

10台以上ある改札で入り口はこの左端の1台のみでしたから、
シティは昼間人口が夜間の40倍を超えるビジネス街なんだねえ、と思う。



東京より全般的に深いとこ走ってる線が多いような感じがしたロンドンの地下鉄。
こういったウンザリするくらい長いエスカレータがほとんどの駅にありました。
東京と違うのは、左側の壁を見てもらうとわかるように、
小さな、それこそA3サイズくらい(Aサイズは日本規格なので同じではないが)
のポスターがびっちり貼られてる事。
電車内があれだけ淡白だったのに、駅に関しては、こういった感じに広告だらけなのです。
なんでこんな小さなポスターばかりなのかはよくわかりません。

ちなみに、ロンドンは関西圏と同じく、エスカレーターの追越しは左側から。
首都圏から行くと、毎回、これでとまどいます。



セントポール駅はセントラル線しか走ってないので、
RAF博物館に行くノーザン線にトッテナムコート駅で乗り換える必要があります。

…いかにもわかってるように書いてますが、現地ではオイスターカード買ったときにもらった
地下鉄マップを広げて必死に探しておりました(ちなみにマップだけなら駅にも置いてあった)。

ここでロンドン市内の地下鉄の乗り方のコツ、その一。
各ホームには列車の行き先(終着駅など)ではなく、向かう方向が書かれてます。
この写真だと、West-bound で西行きの電車のホームが1番のホームだ、という事。
奥に見えてる案内は、East-bound、東行きはこのエスカレータ使って
2番ホームに回って、という指示です。

なので、自分の乗る電車の行き先ではなく、方向で覚える必要があります。
この点は、ほとんどの路線が東西、南北のどちらか向きに走ってるので、
地下鉄マップを見れば、すぐにどっち向きかはわかるはず。
慣れてくると、意外に合理的な指示なんですよ、これ。
さらに各ホームには必ずその駅から先の全停車駅が書かれたボードがあるので、
それを見て確認する事ができます。

唯一の例外がサークルライン、グルッと一周しちゃう環状線の場合なんですが、
ここら辺はガッツでカバーしてください(手抜き)。


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