コクピット部のクローズアップ。
上の写真、ヘッドレストの横に銀色に光る円形のパーツが見えます。
パイロットの背中と足元には燃料タンクがあるので、その給油口でしょうかね。
えらく入れにくい場所だと思うんですが…。
同じく上の写真でキャノピーの前の方の枠に小さな赤いボタンみたいのがあるのがわかるでしょうか。
ここにあるレバーを上げるとキャノピーを外部からあけることが出来ます。
緊急時の救出用と、整備、あるいは搭乗時に開け閉めをするためのものでしょう。
ただし、これを赤くしてしまったのはアメリカ式でして、
丸いレバーの握り部分は機体色と同じ、が正解。




カウルフラップ内部。
五式戦のここら辺のデザイン処理は、当時日本が一機だけ買ってもってた
Fw190A-5の機体を参考にしています。
このように、排気管をずらっと後ろに向けるのは、
自動車などと違い、マフラーもなにもなく噴出する航空エンジンの排気は相当なパワーがあり、
これを後ろ向きに噴出することで推力の一部にしよう、という狙いによるもの。
実際どの程度の効果があったのかは微妙で、主翼の上にいらん空気の流れを増やすことにもなります。
ここで渦でも発生すると、これは大きな抵抗源となり、むしろ速度は出ない結果に。

徹底的にデータを取って高速化を目指しまくった、あのヴォートのF4Uコルセアの開発陣は、
この方式を採用しませんでしたから、やはり弊害があったんじゃないかなあ。

(五式戦の排気管のレイアウトは、水冷用の四角い胴体に、丸い空冷エンジンをつけた際、
生じた段差に発生する乱流を吹き飛ばすことを主眼としたものではないか、
との指摘をアライさんからいただきました。
確かに関係者の方の手記などにそういった解説がありますので、
その通りだと思われます。この点を追加修正させていただきます。)




尾部のアップ。水平尾翼にはタブとか付いてます。

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