斜め後方から。
やはりIII型の独特な機首の形状と、あの巨大な主翼上のエンジンナセルが気になるところ…。

ちなみに100式司偵はコクピットの後ろに巨大なアンテナポールがあるのですが、
空気抵抗源であるこれを取ってしまった機体もあったようで、
この機体も鹵獲時に、すでにそれが失われてます。

あと垂直尾翼の一番下に切り欠きのような部分がありますが、
あれは尾灯があった場所。
なぜかレストア時に、この部分は放って置かれたようです。



やや近づいてみます。

エンジンカウル周辺の処理は、確かにキレイです。
特によく見ないと見つけられないくらい、カウル下に小さくコンパクトにまとめられた
オイルクーラーの空気取入口は見事だと思います。
同じエンジンを積んでる川崎の五式戦が、オレが土井だ、これでもか、どうだ参ったか、
という感じに直球勝負でエンジン直下にドカンとぶら下げてるのに対し、
かなり考えたんだろうな、というデザインになってます。



反対側から、もう少し近づいて見ます。
コクピットのスライド式キャノピーが結構後ろにあることから判るように、
パイロットの乗る場所は意外に後ろの方に位置してます。

ちなみにIII型からは航続距離の延長を図って、この機首部に燃料タンクを載せており、
あのキャノピー(風防?)の枠、二つ目のあたりまで燃料タンクが入ってるそうです。
これ、機体の重心からかなり前の方になりますから、
燃料のあるなしでかなり機体の前後バランスが変わってしまうはずで、
ホントに使い物になったんでしょうかね。
米軍機とかは、主翼上からちょっとずれた場所にタンクを積んだだけで、えらく難儀してるんですが。

ちなみに、二人乗りのこの機体、コクピットと後部席が、だいぶ離れてますが、
この間にも燃料タンクが挟まれていたとの事ですから、
パイロットは前後をガソリンに囲まれて飛ぶことになります。
怖かったと思いますよ、これ…。



機首下面を。
ここらあたりもキレイな処理になってますね。

主翼間、機体後部下面に見えてるフタは、カメラを搭載した部分。



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