■お好きなように切り取って

画面比率の切り替えが自由自在ってさ、それってスゴイの?
という当然の疑問に応えるため、
ここでは、好きなサイズで世界を切り抜ける、という意味を
少し具体的に見て行きます。



高層ビルの展望台から。
こういう景色は16:9で広く世界を切り取った方が、
実際に見てきた風景に近い印象のものが残せます。
なので、16:9で撮ってみる。
全体的にちょっと色が浅いのはガラス越しの撮影だから。
これはまあ、仕方ない。

が、現場で見ていたときには広がる青空の印象がもうちょっと強く、
手前に見えていたビルの一部が風景の遠近感を感じさせるには
ちょうどいいアクセントになっていました。
うーん、そこら辺も切り取っておきたいなあ、と。




そこで4:3モードに。
こうすると左右の視野は狭くなって、展望台からのながめ、という印象は弱まりますが、
天地方向の視野が広がって、奥行きと遠近感が出ます。
上の写真とどっちがいいかは個人の好みでしょう。
同じポイントから撮影しながら、けっこう異なる印象の構図が取れるのです。





で、せっかくだしまあ、保険として中間の3:2でも撮影しておくか、と(笑)。


目の前の景色をどこまで切り取るか、というのは、構図の問題として大きいのです。
これを任意に切り替えられる、というのは非常に魅力的な機能となります。
これ、一度体験してみると、かなり新鮮な驚きがありますよ。

私は、感動のあまり泣きそうになりました(笑)。




町を歩いていたら、赤いし高いし、
おそらくこれが東京タワーではないか、と思われる建物を発見。
せっかくだから写真を撮っておくかと、お気に入りの16:9画面で行ったら、
テッペン部分が画面から切れてしまった。あれま。
縦位置で撮影してもいいが、背後の雲がいい感じなので、
あれを入れた構図にしたいなあ…。
だが、ここ、この後ろは柵があって、これ以上下がって撮影はできないぞ。




そこで!3:2モードに切り替えだ!
これなら天地方向が少し広がるから、全部入るぜ!
バックの青空も、多少左右が狭くなっても、十分、広がりを感じられるサイズに収まったぜ!



一応、4:3モードでも撮っておくぜ!
やってみたら、なんか、これが一番いい感じかもだぜ(涙)!
センス無いぜ、俺!



という感じで、自由に画面比率を変えられるのを体験すると、
他のカメラには戻れなくなってしまうほど、便利な機能なんですよ。


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