■さらに今なら!



他で載せるチャンスがなかったので、ここに載せときます。
これが今回のテーマ、我が家のパナソニック LX-3。
ホントはブラックが欲しかったんですが…(笑)。
ちなみに某ドイツのライカのアレはこれのOEM製品。


最後に、世界を切り取る画像サイズ以外のLX-3の最大の特徴、
そのアホみたいに明るいレンズについてちょっと触れておきましょう。

レンズは物質ですから、電磁波である光がそこを通過する際、
拡散などにより、必ず損失をともないます。
つまりレンズに入って来た光の量と、レンズから出てきた光の量は
決してイコールになりません。必ず減少しています。

その光量はレンズごとに異なり、たくさんの光を通す「明るいレンズ」と
あまり光を多く通さない「暗いレンズ」が存在します。

カメラのレンズでは、レンズの大きさ(口径)と焦点距離でその明るさを示します。
F値と呼ばれるもので、2.8あればまあまあ明るく、
1.0あれば人間の目とほぼ同性能となります(人間の目は極めて明るいレンズを持っている)。

このレンズの明るさは被写体深度などの問題があり、
極端に明るいとまた別の問題がでてくるんですが、
それでも基本的は明るいレンズの方がいいと思ってください。

理由は単純で、

●暗いトコでも、よく光を集めるから、室内、夜景などの撮影に強い。

●シャッタースピードを上げても十分な光量を確保できる。
よって同じ撮影条件なら、明るいレンズの方がシャッタースピードを上げることで、
手ぶれ写真を防げる可能性が高い。



といったところですね。これだけ?と思うかもしれませんが、
これが非常に大きいんですよ。

で、LX-3は標準でF2.0、望遠最大でも2.8という、コンパクトデジカメにあるまじき(笑)、
地獄の業火のように明るいレンズを積んでます。
通常、望遠をかけるとレンズの明るさは落ちるんですが、それでも2.8。
ヘタなデジカメの搭載レンズよりまだ明るかったりします。
前代LXことLX-2のレンズが標準で2.8でしたしね。

この明るいレンズが、これまた強烈な武器となるのです。



浅草の三社祭の夜に。
明るい分、実はやや望遠能力は貧弱だったりするのですが、
それでもこの程度まではよれます。
しかもシャッタースピードを上げられるので、
暗い中で激しい動きをする被写体でも、結構ブレずに収めることができちゃいます。
わかる人は、驚いてください(笑)。



浅草の伝法院通りの夜。
暗いトコに強いので、夜の街中の写真も鮮明に撮れます。
こんだけの写真、他のカメラで撮れるもんなら撮ってみやがれ、
ってなくらいなもんでして、最初に夜景を撮影した時は、
これまた感動のあまり泣きたくなりました(笑)




そうなると、夜中の散歩も楽しくなってきます(笑)。



…という感じで、けっこう駆け足でLX-3というカメラに、
私がなぜこれほどの衝撃をうけ、それはどれだけスゴイのか、
を見て来ました。

果たしてちゃんと伝わったのか、イマイチ不安ですが、
世の中に出回ってる情報では、その魅力の1/10も伝えられてないよなあ、
という悲しみが少しでも減少してくれることを祈っております。

当たり前ですが、この記事は全面的に私の個人作成であり、
その内容に関する全責任は私、アナーキャにあります。
パナソニック閣下は全くこの記事に関係ありません。
なにか間違い、勘違いがあっても、それは夕撃旅団の問題となります。


はい、では今回はここまでとしましょう。

BACK