■お寺の朝
宿坊に泊まると、朝の本堂のお勤めに、かなりいい席から参加できます。
朝の5時半に宿坊を出撃。9月になると、5時半だと、まだ暗い。しかも雨。
が、このお勤めそのものは、かなりデラックスでして、
浄土宗と天台宗のお経チョー大進撃、といったイベントになってます。
一日で、あれだけの経文を聞いたのは、生まれて初めてでございました。
無論、撮影禁止ですから、写真はなし。
一度くらい、参加してみる価値はあると思います。
朝食。これもデラックス。
ほんと、下手な旅館に泊まるより、宿坊に泊まった方がいいな、と思います。
さて、この後は、当ホームページの旅行記ではおなじみの小諸に向かいます。
まあ、何度も登場してる街なので、要点のみ。
城跡にある動物園にて。
ここには、夫婦のライオンがいるんですが、
いつでも獅子の子を千尋の谷に突き落とせるようにと、
その横は、断崖絶壁になっております。
ここまでライオン本位で設計された展示施設も珍しいと思いますが、
残念ながら、まだ獅子の子は生まれてないようです。
犬。
展示動物の予算に行き詰まったわけでも、ライオンの晩飯でもなく、
この子は立派な動物園の一員で、実は川上犬の女の子です。
長野の佐久地方で守られていた日本犬で、
純血の川上犬というのは、私も初めて見ました。
日本犬なのに、意外にも人なつっこく、驚いたんですが、
飼育係りの人によれば、展示用に子犬の頃から訓練したのだとか。
でもって、この角度から見ると判り難いんですが、
その後脚とか、ゴワゴワの毛並みとか、これは狼の血でしょう。
日本オオカミは、絶滅したんでしょうが、
どうも猟師やジステンバーにやられた、というのと同時に、
江戸期くらいには、ほぼ家畜化されてしまってんでないかなあ、と思ってます。
そもそも、あれはオオカミなのか、山犬と言うべきもんじゃないかなあ、と。
(蝦夷オオカミは別。実在したなら、ですが)
はい、大雑把ではありますが、今回の旅行記はここまで。
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