ちょっと歩いてみて、なんか暗いぞ、と気が付く。
で、よく見れば、今年の酉の市は節電で運営します、
との事で照明を全てLEDにしたのだとか。
LEDだから暗いとも思えないのですが、どうも数も少ないうえ、
寒色系(青みの強い光)のライトなので、なんか不景気な感じに。
まあ、しかたないとこなんでしょうが、ちょっと寂しい。
つーか、暖色系(オレンジの強い光)のLEDってないんかいな。
とか考えながら歩いていると、あれ、なんか向こうは明るいですよ。
ありゃ、ここから向こうはいつも通りの電球でやってるじゃないですか。
どうなってるんだ、と思ったら、ここからは酉の寺の管轄なのでした。
この鷲(おおとり)神社も江戸期までは、寺でもあるし神社でもある、という
民間信仰を集めた普通の宗教施設だったのですが、
明治のスカポンタン政策、神仏分離令によって寺と神社に分かれます。
で、神社のほうは鷲神社なんですが、その横に酉の寺という新しいお寺ができるのです。
(正式な名前ではないが、こっちで通じる)
なので、酉の市も、南側の鷲神社の境内と、北側の酉の寺の境内、
両者を使って開催されるのですが、なぜか今年は、
鷲神社会場のみがLED照明、酉の寺会場は通常の電球、となってたのでした。
うーん、やっぱり縁起物だから、こういった暖色系の光のほうが合ってるなあ、と。
これ、結構、両者で売り上げに差がついたりしたんじゃないでしょうか。
どう見ても、こっちの方が商品、キレイに見えます。
ちなみに、これがその酉の寺の本堂。
まあ、経営者(?)は両者同じなんじゃないかと思いますが、
詳細は当然、知りませぬ。
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