さて、先ほどの広場に戻って来ました。お次は左手奥にある家光の墓所、大猷院霊廟に向かいませう。ちなみに大猷院で「たいゆういん」と読みます。家光の戒名ですが意味は全く判らず(笑)。普通に読めば大いなる道、ですかね。この一帯の皆さんの英語感覚だとそのうちここの参道を家光ブロードウェイとかにしそうでちょっと怖いですな。でもあのヤンキー気質で目立ちたがり屋の家光ですからそれもありか。 その手前にあるのは輪王寺の常行堂。輪王寺は次回素通りしますが(笑)、もともと日光にあった宗教施設として二荒山神社と並ぶものでした。そしてこれも天海との関係があったと思われる宗教施設です。家光の墓所は家康の東照宮の一部ではなく、輪王寺の中の一部となっているのでした。神社なのにお寺の一部なのは妙な印象も受けますが、明治維新に参加したキチガイたちが神仏分離を強行するまでは(これで失われた文化遺産は少なくない)どこにでもある、普通の形態のものでした。さらに言うなら、江戸期までは東照宮、二荒山神社、輪王寺をまとめて日光山と呼んでいたようで、明確な境界は無かったと思われます。 では大猷院に向かいましょう。当然、初訪問です。 ここから先は有料でした。拝観料は550円ほどで、良心的なお値段だと思います。といった感じで、今回はここまで。 |