■それは不思議な空間で



でもって、グラン クラス車両の中はこんな感じ。

これが最近JR東日本が新幹線に導入した、
グリーン車を越える最高級車両なんだそうな。

当然、お値段もベラボーで、父親がこれに乗りたい、と言った時は
アホか、世の中には金の使い方ってもんがあるんじゃ、と進言したのですが、
金はオレが出す、お前の分も出してやる、ということなので、
だったら話の種に一回位乗っておくか、とあっさり妥協する。
まあ自腹だったら死んでも乗りません、と断言できますが…。

しかし、緑の車の上の料金体系がオバーチャン階級って、
カオスな商売してらっしゃいますね、JR東日本。
そもそもグリーン車って名前だけでも理解できなかったのになあ…。



座席は航空機のビジネスクラス…もどき、という感じのもの。
私は2回しかビジネスクラスに乗ったことがないので(しかもエコノミー料金しか払ってない)
あまり厳密な比較はできませんが、
座り心地、座席幅、足元の広さ、どこを取っても、ほぼ同じような感じがしました。
シート単体を見るなら、少なくともJALのビジネスクラスより高級感ありますね。
なるほど、こりゃいい料金取るわけだ。

ただしせいぜい3時間の旅にこれだけのシート居る?と思わなくもないですが…
ついでに、航空機のような座席ごとの液晶モニターなどもありません。



車内はこんな感じ。
座席は2+1式で6列、計18席のみ。
ラッシュ時の山手線などに比べ、1車両あたり実に1/10以下の人間しか運んでないわけです。
なんて壮大な無駄!



ちなみに後ろか見るとこう。
荷物も航空機のように上のフタ付の棚に入れます。

でもって奥に見えてる入り口上の電光掲示板は30年前にタイムスリップしたように
相変わらずの新幹線式で、あれ、 さすがにもう少しなんとかなりませんか(笑)。
天井からぶら下げ式の大型液晶を3台くらい積んで、車両先端に積んだカメラ映像を見れる、
画面下にニューステロップや為替相場の情報を流す程度のことをやっても
決してバチはあたらない料金だと思いますよ。



ちなみに足元にも照明がついてる、下は絨毯というこの写真を見て
これが鉄道車両とはちょっと信じられない気はします。
スゴイといえば、確かにスゴイ。
私のあまり好きなタイプではないスゴさですが。
見ようによっては北朝鮮に造られた銀座のクラブの劣化コピーにも見えますが。


NEXT