東京には長年、上野動物園以外の動物園は無い、と思ってたんですが、多摩とか井の頭とかにも存在すると知ったのが10年以上前。
じゃあ行ってみよう、と思いながら未だに未訪だったので、9月の平日、快晴の日に休みが取れたのを機に訪問して見ることにしたのです。

まずは井の頭動物園から行ってみよう、ということでオシャレで有名らしい吉祥寺に向かう。約20年ぶりの訪問です。上野からだと30分以上かかるのですが、まだまだ都市部と言っていい地区であり、ホントに東京の都市エリアは広いなと改めて思う。
とりあえずオサレタウンとされる吉祥寺ですが、都心からの距離なら以前私が住んでいた千葉の本八幡と変わりません。それでもこんなに差が付くのか、というほど都市化が進んでおり、東京の東西の落差はホントにでかいね、と再確認。

そして久しぶりに来てみたら井の頭公園側の出口が綺麗になっていて驚きました。

 

駅から数分も歩くと井の頭公園。上野のように改札を出れば目の前が公園、というわけではありませぬ。



ここは都心を流れる神田川の水源となる池がある恩賜公園(おんしこうえん)、すなわち大日本帝国憲法下で、皇室の財産とされていた土地が地元の自治体に恩賜(譲渡)されて造られた公園の一つです。

上野と井の頭は有名ですが、東京東部民しか知らないであろう猿江と合わせた三つが1924年の昭和天皇の結婚に合わせて下賜された公園となります。ただし上野はそもそも東京市の公園だったのが途中で国有化され、再度1924年に東京都に戻されたものとなります。



入り口周辺しか見たことなかったので、やたらと細長いこの井の頭公園も歩いてみることに。
でもって公園の途中に、京王井の頭線の高架と鉄橋があって驚く。都営公園の中を電車が走ってるの、初めて見ました。上野の山も京成電鉄が乗り入れてますが、地下に潜らせて地上からは見えませんからね。



それなりに歴史のある感じの高架でいい感じ。面白い公園だなと思ってたら、このすぐ横に駅もありました。京成線の上野公園駅はすでに閉鎖されてしまってますから、公園のすぐ横に私鉄の駅があるのも珍しいな、と思う。

余談ですが京成の上野公園駅は実は上野のトンネル内における保線工事等の入り口に使われているので、完全に封鎖されてるわけではありません。このため深夜の2時とかに国会議事堂のようなその入り口の前を通ると、普段は閉鎖されている扉が開いて、中から明かりが漏れてることがあります。一瞬、これは罠に違いない、と思ってしまいますが、単に中で保線工事とかをやってるだけです。

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